淡々と、かつ着々と。

やるせない26歳が綴るこれは独り言

近所の猫がいなくなった

今週のお題「ねこ」

青空に尾を伸ばしながら堂々と歩く猫。その後ろを汚れたサンダルでこっそりついていくそんな幼い日の思い出。

当時私が住んでいた家の周りには沢山の野良猫がいた。沢山といってもやかましい数が一同にに集会を開いているとかではなく、一日2,3匹くらい見かけるけどいつも違う猫だな程度に沢山の猫がいた。

猫たちが集まる先は決まっている。私の家のお隣さん、同じ苗字のおばあさんがいる庭だ。老後を淡々と過ごすおばあさんは餌を庭に準備して毎日佇んでいた。縁側に腰をかけるおばあさんの足元にはいつも2,3匹の猫がいて、手を伸ばして愛でることもなくただその景色を眺めて過ごしていた。そんな空間で幼少期を過ごしたものだから、昼夜問わずニャーニャー聞こえてくる鳴き声も生活音の一部になっていた。

 

制服の丈も短くなってきたある日、おばあさんの家の取り壊しが決まった。介護施設に入ることが決まり、家は土地ごと手放すことにしたらしい。工事が始まると鳴き声はピタリと消えた。昼間は重機の唸り声に囲まれ、夜はなにか物足りない静寂が私の家を包む。でも変わらず猫たちは近所を徘徊してて、どこへ向かうのだろうと後を追ってみると、なにもなくなった更地に、餌が置かれていた位置に、あばあさんがいた場所に3匹の猫が集まっていた。だけど鳴き声は聞こえてこなかった。

 

跡地に新築アパートが建つころには猫の姿は見なくなった。そして生活の一部から猫が消えた。特に飼っていたわけではないけど、こうしてふと思いだす時がある。あの猫たちはどこにいったのだろう。もし堂々とした後ろ姿をもう一度見かけたら、私は今でも汚れた革靴でその後ろを追いかけるだろう。

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夏目漱石のお墓🙃

700字 10分

 過去記事

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残りの大学生活でやっといてもいいんじゃないってこと

学生身分もあと一ヵ月でおしまいでしょ

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「卒論発表おわった!」

歓喜の叫びがタイムラインを駆ける。

この時期に卒論発表ってことは理系か…自分の周りには理系が多かったんだなと気づく。

友人はみな就活も卒論も無事終えたようだ。お疲れ様。

今は残りをどう過ごそうか楽しく悩んでいる時期だと思う。海外旅行に行くか、バイトをしまくるか、平日の昼間から飲み歩くか。なんでもできる時間があると、逆にすべきことが分からなくなるんだよね。

 

今日は最後の学生生活を堪能している大学4年生に私が残りの大学生活でやっといてもいいんじゃないってことをお伝えしようと思います。

適当に書くので、参考になる他人が書いたブログを紹介しておきます。↓

march-syukatsu.com

 

 

1.大掃除をする。

論文の資料で散らかった机の片づけをきっかけに、そのまま大掃除を始めましょう

引き出しの奥から、タンスの底まで。混沌としたベッドの下から高く積まれたラックの一番上まで。

いつもなら手を伸ばさない場所の先で様々な懐かしいものが待っている。ちぎれた消しゴム、ドラゴンのストラップ、ギターのピック、身に覚えのない髪留め、日焼けしたプリント…

ぐしゃぐしゃになったそれを広げてみると蛇が這ったような自分の文字が書かれている。眠気との奮闘が伺えるその線で書かれている”ケインズ経済主義”。「うわっ…懐かしい」と呟いたら、それは大掃除中断の合図。

小学校から大学までの16年間。思い出せる記憶は沢山あるが、毎日が思い出の日々ではなかったはずだ。誰だって学生時代の大半は”日常”を過ごしてきた。日常は当たり前にそこにあるから特別感を持つことも思い出になることもない。

しかし、こんな形で”当たり前”がふと顔を出した時、日常をとても愛おしく思うことができる。

思い出は「若かったな」と一瞬されるが、日常はいつまで経っても「懐かしい」。

 

2.学割を駆使しまくる

卒業してから一番落ち込んだのは「あ、俺もう学割(大盛無料)が使えないんだ」って気づいたときだった。

ずっと学生だったから気づかなかったその恩恵。朝から晩まで、青空広がるグランドからネオンが揺れるピンクの街まで色々なサービスを受けることができる特権証明書。

この特権を使って博物館、展覧会、映画館、舞台によく足を運んでいました。

学割の特権は”入場料が安い”のもそうなんだけど、大学生の場合”平日に時間がある”が加わる。ストレスなくそれも格安で鑑賞できるっておいおいおい……羨ましすぎる。

社会人になると一般入場料を払って、めちゃくちゃ混んでる土日祝にしか行けない。

学生から一般へ。

失ったときにその真価が分かる。

 

3.別れの挨拶を告げる

俺たちはズッ友だよ!と抱き合った誓いむなしく、社会人になれば会う回数は激減する。お互い忙しかったり、地方に配属が決定したり、新しい関係ができたり、金銭感覚が合わなくなったり、それぞれの違った場所で少しずつ変わっていく。

会う回数が減るだけならまだしも、あの日を境にもう一生会わないんじゃないかって人が今になって沢山浮かんでくる。

別れの言葉なんてSNSが発展したこの時代にそぐわないかもしれないが、感謝の気持ちをしっかり伝えて門出を祝えばよかったな。

終わり

永遠の愛なんてないんだよとキレていた友達を思い出した。当たり前が終わる時は人は不安になる。永遠の愛は知らんが、永遠の学生生活なんてものはない。

当たり前だった日々にお別れの準備をして、我々社畜の円に早く混ざるのだ~

たまにはこうして肩を並べて飲んで~♬

この歌が染みてくる。


時には起こせよムーブメント 

一目惚れ

一目惚れなんて漫画の世界を現実に重ねてしまった痛い子が患う病だと鼻で笑っていたけど、中二病という持病を持っていた当時の僕はものの見事に一目惚れ罹ってしまった。

しかし残念ながらここから惚気話に発展はしない。この話は一目ぼれをしたその一瞬だけで完結する。たしかに”運命的な出会い”だったのかもしれないが、その後急接近する出来事は起こらず、隣の席どころか同じクラスにさえならず、なんなら会話を交わすこともなかった。所詮目が合っただけと気持ちの高鳴りに耳を傾けず、だけど密かになにかをただ待ち続けていた中二病がやっとその腰を上げたころには、その恋は終わっていた。

 

 

なお、これは私の話をではない。

「勇気がなくて話しかけられなかった」だけの酒の席で聞いた友人のしょーもない思い出話を私なりに脚色した。その気持ち分からんでもない。

言葉にしなかった気持ちはどこにいくのだろうか。

もし言葉にしてたら、あったかも知れない世界。

よく分からないことをぶつぶつ呟く友人を脇目に、俺はお構いなしに〆のラーメンをすする。

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airpods proのいいところだけ書く。

airpods proを手に入れました。

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一時期は8年付き合い続けたiPhoneから卒業も考えた私だったが、airpods proを手に入れたことによって、延長戦に突入した。

圏外病だったiPhone8はiPhone8(シムロック解除)に買い替え、携帯電話って外で使えるんだと感動したのもつかの間、さらなる感動が私を襲った。

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箱が凄い

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apple製品って箱からおしゃれしてるよなと思う。

箱の表面を撫でてみると写真の部分が輪郭にそって浮き上がっているのが分かる。側面のリンゴマークと「AirPods Pro」の文字は銀色に光る。アップル製品の箱はこれだから捨てられない。

 

接続が凄い

「さて、Bluetoothの登録するか……」

と思って製品を取り出した途端、iPhone8がピロンと反応。そして登録完了。

本当なにもせず、使えるようなってしてしまった。これが新時代5G(違う)

 

ノイズキャンセリングがめちゃくちゃ凄い

ケースからイヤホンを取り出し、両耳にはめる。カナル型なので耳に”ブッ刺す”と言っても間違いではないのだが、このイヤホンはカナル型でありながらも優しいフィットするので、耳に”はまる”の表現が適していると思う。

すると起動音がなり、その瞬間。

 

あたりは静寂に包まれた。

 

もともと家にいるのでそこまで音に囲まれた空間でもなかったのだが、その生活音全てが一瞬で消えてしまった。おお、噂には聞いていたけど、こんなにすごいのか。もちろん全くなにも聞こえないと言ったらウソになるが、なにも聞こえない静けさはそれはそれで不気味で落ち着けないので、ほどよい静寂をもたらしてくれるのがこのairpods proだ。これはマジ凄い。

 

Siriが凄い

iPhoneを使っている人でsiriを普段利用している人はどの程度いるのだろう。

購入当初は「すげーすげー」と童心に戻って遊び倒すけど、飽きるのも子供のように早く、間違ってsiriが起動したときにはいらつきを覚えてしまう、そんな邪険な機能に堕ちるまで時間はそう必要ない。

しかしこのSiriはairpodsと組み合わせることで超便利な機能に変化する。

airpodsにはマイクが付いている。

なので耳に嵌めた状態で「へい、siri」と呟くとsiriが起動する。これもなかなか性能がよくて呼びかけるように声を張らずとも、独り言のようにボソっと呟いても反応するのだから驚きだ。

そして、「○○かけて」とか「天気教えて」とかこれも独り言のようにつぶやくだけで、適切なレスポンスを返してくれる。おお凄い。

例えばこうして今、文字を打って両手が塞がっている状態でも

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お気に入りの曲がすぐ流れてくる。わざわざスクロールして曲を探す必要もないのだ。指を動かす作業すらためらう人間、ますます堕落していく。


WANIMA「シグナル」OFFICIAL MUSIC VIDEO

 

音質が凄い

ネットの情報を見ると音質への悪評が目立ちますが、オーディオマニアでない限り全然問題ないと思います。私は大満足どころか不満のふの字も見つかりません。たぶんソニー製のほうが深みとか厚みとか優っているのだろうけど……主に作業をしながら音楽を聴く自分にとってはそこまで重要じゃないし。

今まで5000円程度のイヤホンを使ってきましたが、ダントツで音がいいです。

 

なんか凄い

・片耳を外すと音楽が自動で止まる。

・ボタンがないけど、ボタンがある(伝わってほしい)

・防水機能付き

新宿駅内でもBluetoothが途切れない

・5分の充電で1時間使える

・充電状態の確認画面がオシャレ。

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これは、いい。

iPhoneを持ってる人は手に入れて損はないと絶対に思います。とおすすめする今、コロナの影響で生産停止してるらしい。残念。

 過去記事

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バレンタインデー

今週のお題「大切な人へ」

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人が書く言葉の裏には絶対に真のメッセージが隠れていて、たとえば「バレンタイン今年は0個だった…」という呟きもそれはもう色とりどりの意図、期待、思惑が蠢いていている。

その呟きの主は傷のなめ合いをしたがってる人だったり、やるせない気持ちを吐き出したい人だったり、実はしっかりチョコレートを貰ってるけど負け組のふりをして上辺の仲間に囲まれ密かに優越感に浸っている人とかほんともう様々色々十人十色いるわけで、言葉そのまま「0個」だったことをただ報告する目的で呟く人は、いない。

 

このままの流れで話題をバレンタインデーに持っていきたいんだけど、こうして書いている今日の記事にももちろん真意があるわけで、ただ「バレンタインデーだね」ということを通達するためだけにキーボードを叩いているわけではない。その真意は読者の読解力を試すためにも書かない方がいいとか上から目線で言ってしまうのが癪に障るかもだけど、こういうことって明文化しないのがお洒落だと思う。だけど、拙い私の執筆センスでは書きたいことも書けない世の中じゃポイズンなので、ここで恥ずかしげもなく真意を述べさせてもらうのだが、ずばりそれは、「バレンタイン今年は0個だった」ということである。

 

 

さて、お気づきだろうか。

「今年”は”0個だった」

この副助詞’は’がとても重要な意味を持っていることにお気づきだろうか。つまりこの言葉の裏には「俺去年までは普通に貰ってたんだけど、今年はあれかなー、みんな社会人になって忙しいから仕方ないつーか、ま、もう大人だからチョコなんてどうでもいいんだけどさ、いやそもそもチョコレート業界の陰謀に現を抜かしてる人を見ると笑うしかないっていうか、ん?違う違う、バレンタインを否定しているわけじゃなくて、鼻の下を伸ばしちゃってるやつが可愛いなっていうか、まっ俺はそんな下心なんてないけどね、チョコ貰うためにアピールとかバカバカしいじゃん、んー、もちろん貰えるなら俺は拒否しないけど」という強がりである。

 

そうこうしているうちに令和2年2月14日も終わりそうなんだけど、今回のお題は「大切な人へ」です。

大切な人への思いをこのブログに綴るなんて場違いも甚だしいので、一言だけ。

 

みんな愛してるぜベイベ

 

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埼京線を使うか、山手線を使うか。

2019年6月15日 

池袋から新宿に向かおうとしている私はあえて埼京線ではなく山手線に乗った。これは山の手線の方が早く到着しそうという直感からだ。そして山手線のホームの方が西口に近い。Yahoo!乗換案内アプリを使えば正解は一目瞭然だが、あえて使わない、頼らない。東京人としての勘は確かに持っているはずだから。

10分後、埼京線に遅れること5分、私は新宿駅に着いた。

ホームに降りるだけで第二の古郷池袋との差を感じてしまう。同じ副都心というイケイケグループに属しながらも、駅に溢れる人の様相や駅中に構える店の風格が全く違う。甘いスイートポテトの香りが鼻腔をくすぐる。

 西口まで着けば都庁までの道のりは案内板に従って「真っすぐ」進んでいくだけだ。ただ、この”真っすぐ”が異様に長い。その距離を裏付けるように平行型エスカレーターが設置されている。この「真っすぐ」も新宿駅に含まれるなら、『新宿駅から都庁まで徒歩5分!』と言ってもけして間違いではないわけだが、ここはどう見ても駅外でしょ…。虚偽情報に騙されたあの日の悔しさを私は忘れない。

 足に馴染んだ革靴を鳴らしながら、歩みを進める私はふとその足を止めて天井に視点を映した。大理石のような天井が鏡のように反射していた。そこにはシワがついたスーツに虚ろで疲れた目、光と対極にいる面持ちの自分と目が合う。それはもしかしたら将来の自分の姿かもしれない。私は自嘲気味に顔を綻ばせて、また一歩足をハローワークに向けて前に出した。

 

たぶん疲れていた時期

なにを思って書いたのか覚えてませんが、たぶん疲れている時期に書いたんだと思います。下書き保存の山に埋もれていたのを発掘してきました。ハローワークに通ったおかげで新宿にはそこそこ詳しくなりました。ハロワの帰りにお酒をひっかけたり、映画を見たり、喫茶店で本を読んだり……おいおいフリーター生活満喫してるじゃねぇか、なに悩みに耽ってるフリしてんだ昔の俺('_')

こうして読み返すと恥ずかしさを覚えたのはブログを始めた当初だけで、今では「ここ変だな」とか「これは自分に酔いすぎだな」とか「これは絶対誇張した」とか批評できる余裕を手に入れました。 こうやって下書きのまま眠っている記事というか愚痴は沢山あるのでちょいちょい手直しして公開していけたらと思います。

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最近の池袋の勢いは凄い

もしかしたら太ったかもしれない

もしかしたら太ったかもしれない。

体感はそうでもないけど、体重は確かに増していた。

いや、計る直前に水をガブ飲みしたからその質量分増加しているだけで、体重そのものは増えていないだろう。

ということは、俺は3kgの水をイッキしたことになるのだが手元には500㎖のペットボトル、その中にはあと200㎖ほど残っている。では残り2700㎖分をどこで飲水したのか定かではないというか、つまり太ったのである。

 

 

原因はやはりここ最近の食生活だと思う。

ランチに連れて行ってもらった際、

「あ、自分も同じのでお願いします」

と反射的に答えると必然的に高カロリー山盛りメニューが目の前に登場する。昼食はサンドウィッチ一つ程度で済ませていた私だが、小食というわけでもないので食べ切ることはできる。どう見てもオーバーサイズのランチが現れることもあったが米粒一粒残すことを許さない勿体ない精神(過激派)から食べ切ることはできている。

困ったことにどのお店もとても美味しい。舌は賛美歌を歌っているが、ただ胃袋は悲鳴を上げている。とんだ混声合唱が体内で行われている気分だ。しかしこのままではノーマルな昼飯では満足できない体になってしまいそうで怖い。

 

仕事終わりの一杯もデブ化の原因の一つだろう。

ストロングゼロを飲むと不安にモザイクがかかる画像が有名だが、まさにイラストやボーイのように逃避を求めて一人強いアルコールに溺れたくなる日がある。あんまり強くないからペース間違えたまま勢いだけで飲むと頭痛で逃避どころじゃなくなるんだけど。

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学生という肩書が消え、未成年という枠組みから飛び出した人はみな漠然とした不安を感じていると思う。うまく説明できないのだけれど、森林が人工物に変わっただけでここ日本は弱肉強食の野生と変わらなくて、ルールとか道徳ではどうにもならないことが沢山起こる。私はその社会にも”正義”があると信じて……なんて語ると脱線というか新しい線路をどんどん長くしてっちゃうから割愛するけど、つまり何が言いたいかって言うと『現実はとても”疲れる”のだ』

 

挑戦が称賛された10代。20代になると選択のために諦めと妥協を必要とする機会が増える。手に入れるために捨てたんだ、揺らした天秤が掲げた方を~とバンプの曲でもある通り、握った手を離さなければ、新しいものはつかめないのだ。その手の握力は年々増していくが、大きさはどんどん小さくなってゆく。

辛い!疲れる!だから飲もう!というわけだ。

意識高い系(というか意志が強い系)はこの現実問題を解決するために、ソリューションメソッドをイノベーションして……とサクセスへのプロセスへ歩みを進めるが、俺はそこまで学もなければ体力もないので、立ち止まって夜風に吹かれ、首筋に寒さを感じたら千鳥足で家路に向かう。そんな生活もあらかた悪くはない。

 

 

と思っていたけど、ダメだ。デブはダメだ。

現実逃避以上にデブは許容できない。

気のゆるみは腹のたるみ。

しっかり自戒して24歳の夏に備えたい。

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街には誘惑が多い

 

いいなと思った曲を紹介します(2月)

寒い日が続くが邦楽は暑い。

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カナル型イヤホンを耳に差し込んで音楽のリズムに歩みを合わせながら目的地に向かう移動スタイルは通勤になっても変わることなく、たとえそこが満員電車だとしても気持ちはアリーナ立ち見席。突然のブレーキで人の波がこちらに押し寄せてきても「あ、モッシュが始まったのかな」程度で受け流すことができる。疲れに満ちた平日の雑音にげんなりすることなく、好きな音に包まれて過ごせるあの時間は嫌いじゃない。

私の日常に音楽は必要不可欠だ。

 

前置き長いです。

スマートフォンという便利なモノがあるにも関わらず、ずっとウォークマンで音楽を聞いている。10年くらいウォークマンだけを選んで使っている。(現在使っているものは9年前に発売したウォークマンA860シリーズ)別にソニーウォークマンに強いこだわりがあるわけではなく、ただファイルがウォークマンにしか使えないものが多くて仕方なく使っていたら長い付き合いになってしまった。

まぁ気に入っているものは使えるまで使う主義だから新製品に目新しい機能搭載されていようと買い替えを検討することはないのだが、やはり9年前の製品のアナログ感は否めない。というかウォークマン自体もう斜陽というか衰退というか傾敗というか……とにかくぱっとしない。

そもそも音楽のデーターをパソコンにつないで転送するというスタイル自体もう時代遅れだということに気が付いた。今はSpotifyを始めとする無料音楽アプリが沢山登場している。これらのアプリのいいところは無料なところではなく、知らない曲がランダムに流れてくることだ。煩わしいと思う人も少なくないだろうが、これは音楽と人とを繋ぐ素晴らしい機能だと思ってる。

転送型の古めかしい音楽プレイヤーは自分色に染まったプレイリストを作成できる。それはとてもいいことなんだけど、好きなものだけを聞いていたら新しい出会いがない。慣れ親しんだ環境にいては新しい異性との出会いがないように。

そこでSpotifyを開いてみる。曲選択不可、早送り回数規制、再生回数制限……課金をしろよと強制してくるような使いずらい機能だが、そこには新しい出会いが確かにあるのだ。イントロが微妙で飛ばしたかったけど、飛ばせなくて仕方なく聞いていたらサビの勢いに心落とされた……そんな曲が沢山ありました。

と、前置きがめちゃくちゃ長くなったけど、つまりはSpotifyを使い始めてウォークマンから卒業しかけている私が邂逅した曲たちを紹介しようと思う。

 

僕のこと / Mrs. GREEN APPLE  


Mrs. GREEN APPLE - 僕のこと

ボーカルはなんと同い年の23歳。現代邦楽シーンを最前線で駆け抜けているバンドの一つMrs. GREEN APPLEしょっぱなからミーハーというか今更感があるかもだけど、仕方ないじゃん、つい最近までウォークマン菅田将暉のファーストアルバムしか聞いてなかったんだから……

ミセスを知ったきっかけは炎々の消防隊のOP『インフェルノ』でしたが、ハマることはなくそのまま月日が流れ……。つい一週間ほど前にYouTubeのランダム再生から偶然流れてきたのがこの曲。

僕らは知っている
奇跡は死んでいる
努力も孤独も
報われないことがある
だけどね
それでもね
今日まで歩いてきた
日々を人は呼ぶ
それがね、軌跡だと

Mrs. GREEN APPLE - 僕のこと

 ストレートすぎる歌詞を優しく呟くウィスパーボイスからのハイトーンのまま思い切り全方向に広げていくサビまでの流れがほんと好き。

A.M.D.K.J. / SCANDAL 


SCANDAL 「A.M.D.K.J.」 - Music Video

SCANDALがメジャーデビューして12年だって。女子高生バンドだった彼女たちも三十路手前。まじか。(解散したと勝手に思ってた)

サンシャイン通りの大型モニターに流れる映像を見て「おー、かっこいい女性バンドがデビューするな」と思ったらSCANDALでした、ビックリ。

さあ、もっと深くまで
その目でみて触れて
我が物顔がはびこる ←ここ好き
この世界に嫌気が差すよ ←ここ好き
真実は無色透明で
少しだけ冷たい

SCANDAL A.M.D.K.J

 大人の女性ってかっこいい……Silent Sirenから乗り換えます。

 

33才の夏休み / 神聖かまってちゃん


神聖かまってちゃん「33才の夏休み」MusicVideo

この曲は22才の夏休み23才の夏休み⇒33才の夏休みの三部構成になっているシリーズの一つ。22才の不安と後悔、23才の諦観、そして33才の寂寥。

神聖かまってちゃんとか懐かしすぎる。ロックンロールは鳴りやまないを聞いてたのは中学生くらいのころだったかな。俺も歳を取った。

空に浮かぶ君の雲 寂しげ夏

甘酸っぱい可能性をまだ秘めている

きっとこの先は酒に酔って 目が覚めた時

失っていくんだ 僕は色々と

神聖かまってちゃん/33才の夏休み

トモダチ / ケツメイシ


ケツメイシ/トモダチ

 仲がいい友人が就職と共に遠くに行ってしまい、地元に残った友人とも会う時間が作れずとても寂しい思いをしています。遠くにいった友人を想い、自分はこの街で頑張ろうと鼓舞してくれる曲。槇原敬之の遠く遠くにも負けず劣らずこれは素直に名曲です。

ずっと友だち だが時は経ち
変わりゆく街の中で 共に育ち
この街から力溜め 一からの
スタートを切った君に 幸あれ

ずっと友だち だが時は経ち
離れた街と町で 別々の道
選んだり Randomされた人生を
共に生きてる君に 幸あれ

ケツメイシ/トモダチ

 

終わり

近々あの大人気イヤホンを手に入れます。