【既卒OK】利用者が語る新卒応援ハローワーク【評判】
そうだ、新卒応援ハローワークに行こう
若者に問う。
『ハローワーク』と聞いてどんな印象を持ちますか。
きっと若者の9割がハローワークに悪い印象を持つと思う。2ちゃんねるやSNSでは負け組の巣窟のように罵詈雑言書かれているのをよく見かける。たしかに『普通に』過ごしていたらお世話になることはない。だからハローワークを知る機会はない。作為的な負のイメージに染まるのも納得だ。私も現にそうだったし。
しかしいざ使ってみると、ハローワークはけして負ではないことが分かった。
・学生に向けたアルバイトの求人票もちゃんとある。
・ワークショップを随時開催している。
・厚生労働省の組織なのでビジネス臭くない。
・失業手当を受け取るためにはハローワークを通じて申請する必要がある。
そう、我々若者はハローワークを知らない。
今日はハローワークが新卒&既卒の就活支援をしているという事実を大きな声で伝えていこうと思う。
新卒応援ハローワークとは
ハローワークって、仕事を辞めた人だけが行くところだと思っていませんか?
新卒応援ハローワークは、全都道府県にあるワンストップで新卒者を支援する施設です。
新卒応援ハローワークでは、大学院・大学・短大・高専・専修学校などの学生や、これらの学校を卒業した方を対象に、学校との連携の下、ジョブサポーター(※)によるきめ細かな支援など、様々なサービスを無料で行っています。お気軽にご利用ください。新卒応援ハローワーク 公式サイトより
名前の通り新卒者向けのハローワークですが、卒業後3年以内の人も対象なので既卒者の方も安心してご利用できます。(俺が既卒者として利用してたから信じてOK)
求人紹介はもちろん面接練習から履歴書添削、マナー講習、業界紹介セミナーなど様々なサービスを無料で受けることができます。私は人生のお悩み相談、哲学的問い掛けにまで乗っていただきました。なにをしに行ってるんだ俺は。
新卒応援ハローワークは全国56箇所。各都道府県に1つは設置されています。ただ所在地は中心部なので地方の人は大変かも……
私は新宿の東京新卒応援ハローワークに通っていました。
普通のハローワークと何が違うの。
新卒応援ハローワークを使い続けた私が普通のハローワークと新卒応援ハローワークとの相違点を簡単に説明します。
1.雰囲気が明るい。そこには仲間がいる。
先ほどハローワークは負の存在ではないといいましたが、普通のハロワには負のオーラが漂っています。
私は一度池袋のサンシャインの中にある普通のハロワへ行ったことがあるのですが、なんか怒鳴っている人もいたし、おっさんばかりだし、服装よれよれの人ばっか。中にはスーツ姿のスラッとした方もいましたが、悪いところが目立ってしまい居心地はよくなかったです。
が、新卒ハロワは全くの逆。
新宿の小田急第一生命ビル21階にある東京新卒応援ハローワークは静かでお綺麗。中を覗くと利用者も20代の同年代ばかり。その光景をみて私はこう思いました。
「あ、仕事がない仲間がいるんだ」
あの時、心の底からホッとしました。
全然仕事が見つからなくて孤独感に押しつぶされそうだったとき、同じ悩みを抱えている同年代の姿をこの目で見て、1人じゃないんだと思えたのは自分にとって大きな救いでした。
2.紹介される求人が新卒&既卒向け
新卒ハロワで紹介される求人はどれも新卒&既卒向けです。
既卒者&早期退職者は就活サイトに登録したものの「え、これって自分が応募しても大丈夫なのかな」と心配になったり、せっかく応募したのに「すみません、こちら新卒者のみなので…」と出鼻をくじかれることが多々ありますが、新卒ハロワなら大丈夫。大半の求人が既卒3年以内の応募可なので既卒者、第二新卒者でも安心して応募できます。(新卒のみの求人もありますが稀)
「え、でもハロワの求人なんてゴミばっかでしょ」
なーんて思ってたら痛い目見ますよ。
確かに超大手や外資系の企業の求人はありません。ネームバリューなら○○ナビ系の方が断然いいでしょう。
しかし、大手の子会社求人は沢山あります。
基本給20万以上、年休120日以上、ボーナス2ヵ月以上!
親会社と変わらず福利厚生は超充実!
〇通、〇立、〇ヨタの子会社がこっそり募集をかけていたり……ゲフンゲフン。
そしてハローワークの強みはやっぱり中小企業の情報量。その量は他を圧倒しています。隠れた優良企業はここから見つかるかも。
大学等就職情報WEB提供サービス
ハローワークの求人はご自宅のネットからでも調べることができます。あまりこのサービス知られてないんだよね。まさに求人のピンキリを見ることができるので眺めるだけでも楽しいです。
そして気になる求人があったらジョブサポーターに聞いてみましょう。その会社が求めている人柄や詳しい業務内容を教えてくれます。
3.合同説明会や面接会も一年を通して随時開催中
東京新卒応援ハローワークでは大規模な合同説明会を一年を通じて実施中です。もちろん参加費は無料。事前登録も必要ありません。次回の開催は2月上旬を予定。
・一日に50~100社と出会えるチャンス!
・職種は営業、事務、業界はIT系が多め。
・大企業の子会社さんがちらほら登場したり(人気ブースになる)
合説はとても落ち着いています。しつこい勧誘や声掛けもなく、ほどよく混みあっているのでとても回りやすかったです。
また新卒ハロワが定期的に開催している面接会では、履歴書を持参することでその場で一次面接を受けることができます。私はそこで自分の経歴を語る練習のため沢山面接を受けました(笑)。もちろん面接を受けずに企業説明を聞くだけでもOK。
また企業の個別説明会も随時行っています。イベント情報をチェック↓
路頭に迷ったら新卒ハロワへ
「どうしたらいいのか分からない」レールに沿って歩いてきた人は一歩でも外れてしまうと一気に堕ちていく。周りは社会と向き合って生きているから、「わからない」なんて甘い言葉を吐くわけにもいかない。そう奮起して書類を書き上げても返事は全てお祈りだった。
新卒ハロワ。出会わなかったら私はどうなっていたのだろうか。いや、死ぬことはないのだけれど、進路が決まった今ふと立ち止まって振り返りたくなる。
進む道が見えない時、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
最後にこんなこと言って締めるのは無責任なんだけど、満足するかどうかは担当ジョブサポーターとの相性次第なんだよなぁ…
就活関連の過去記事もどうぞ
3032文字 2h
『環境』ってとても大切だよねって話。
『環境』ってとても大切だよねって話。
私のタイムラインにあるツイートが流れてきた。
なんか同期の人にマウント取りたいから中国語と英語とJavaとロシア語勉強するぜ!
— 理系クソ大学生 (@lazystudent4) 2019年11月29日
私はこのツイートを見て「ああ、こうやって差が生まれていくんだな」と思った。
ハイスペックな友人(中学の時は偏差値あまり変わらなかったのに涙)
ちなみにこの発言の主は私の友人Fである。もちろん本人の了承済み。
一見、この発言は意識が高いだけでなんの意味を持たない戯言のようにも感じる。しかし、彼のことをよく知っている私は戯言とは思えない。強い意志を感じる。きっとこの発言の裏には彼が先日行ってきた内定者懇談会での出来事が関係しているのだろう。
彼が来年度の4月から務める会社は誰もが知っている大企業である。特段就活が上手そうなやつではないのだが、TOEIC800点越えを始めとした多様な言語スキルと機械学習に関するPythonの知識(彼の影響で私もPython勉強してます)、そしてあのちょっとメンドクサイ人の好さは高く評価されたに違いない。理系大学生のお手本とも称賛される人材……と私のお墨付きだ。
世間的に見れば彼は間違いなく「高スペック」である。不況だのなんだのと騒がれているが、(収入的な意味では)人生安泰コースに乗っていると言っても過言ではないだろう。にもかかわらず彼はさらに学ぼうとしてる。なぜ就活の結果に浸ることをせず成長を望むのか。
環境がその人の常識を作る
これから言う発言はけして煽りでもないし、勘違いさせるだろうなと分かってるからこんなまどろっこしい前置きをして発言するのだが、
「私は大学に行くことは普通のことだと思っている。」
もちろん見渡せば大学進学を選ばなかった友人も沢山いるし、高校に行かなかった人もいる。その理由はもちろん前向きなものから辛く苦しいものまであるだろう。私は進学しなかった人を見下しているわけではない。ただ「なんで進学しなかったんだろう」と疑問に思うだけだ。私の中で『大学進学は当たり前』なのだ。
こうなったのはやはり高校が進学校だったことが大きいだろう。※なおここでの進学校は『大学進学率が80%を超えている高等学校』を示します。友達が大学に行くから、私も大学に行く。周りを流れる当たり前が私の常識を削り上げ、形作っていった。「みんな受験受験言い始めたから勉強しなくちゃ!」と思って私は「普通の高校生」になるために一生懸命勉強を始めた。そもそも『勉強をすることは普通』という私の常識でさえ周りの環境から自然と刷り込まれてきたものだったと思う。だから、周りのおかげで私は大学までこれたようなものだ。みなさんありがとうございます。(小学校のM君や中学校のY君は特に)もし周りがパッパラパーだったら、今ごろ脳内お花畑の常識に染まり切っていたと思う。えまぁ、大学は…聞くな。
友人はきっと懇談会で同期や先輩を目の前にして、何か火種に触れてしまったに違いない。並みの企業ならば彼のスペックは称賛の嵐で体が吹き飛ぶほどのものだが、夜景が綺麗そうな会場で彼が浴びたのは辛酸の雨だった。今日を境に彼はさらなる努力を始めるだろう。その会社での「普通の社員」になるために
ここに頭いい人はどんどん頭がよくなる図式が出来上がる。頭がいい人はもちろん知的好奇心旺盛な変態パターンもあるが、友人達を見ると劣等感が根幹にある気がする。彼らは普通になるために努力をやめない。そのスタイルが5年、10年と続いて、30歳を超えたとき、それは単純な知識量では埋められないほどの大きな差を持った人間なっていることだろう
終わりに ~Pythonで彼女は作れないらしい~
だからこそ自分がいる「環境」は大切なのだ。
「普通」は自分が属するコミュニティによって大きく違う。
つまり普通の水準が高い環境に身を置けば、自然と成長に繋がるんじゃないのかな。
ただ水準の高さだけで仕事を選ぶと『未経験でも1000万!』みたいな会社に釣られちゃうから、自分の価値観と合ってる職場を面接で直接見極めましょう。
なお、彼の次のツイート。
すっげーどーでもいいけど最近エロい夢ばっか見て草
— 理系クソ大学生 (@lazystudent4) 2019年11月29日
願望を忠実に出してくるな…
知識だけでは解決できないこともあるようだ。
最後にこっそり彼のブログを晒しておきます。
覗いてみると「よくわからないけど、きっとこの人頭いいんだろうな」って記事が読めます。
過去記事もどぞ
既卒者・早期退職者の職務経歴書【見本有】
語るに足らない職務経歴をどう語るか。
アルバイトに職務経歴書は必要なのか…とりあえず準備するけど。
周りを見ると既に会社を辞めた新卒社員がちらほらいる。かれら早期退職者には多くの関門が立ちはだかるらしい。
中でも特に頭を抱える問題は「職務経歴書」だろう。転職活動には「あなたを動物に例えると」(模範解答・ファーストペンギン)のような大喜利大会は実施されない代わりに職務経歴書が必須となる。これは自己PRを経験から掘り下げ、即戦力の証拠として突き付けるために必要なものだ。だが、職歴〇ヵ月が堂々とPRできるわけがない。なのに提出を求められてしまう。見様見真似で作ったところでA4の半分以上が白く染まり、無能証明書が完成する。
そこで「早期退職者&既卒者向けの職務経歴書の書き方」をお伝えしようと思います。あくまでも参考程度にどうぞ。
おすすめ職務経歴書フォーマット
職務経歴書のフォーマットがなにを使うも自由ですが、私はリクルートエージェントの職務経歴書が一番書きやすそうと思いました。
早期退職の汚名を拭うPRを
新卒一年以内に辞めた人の一番のネックは「すぐやめたことです」なのでまずアピールするべきことは「自分の有能さ」だけではなく「辞め癖はないよ!」「継続力があるよ!」ということです。早期退職の経歴を見た面接官は「辛いことすぐ逃げる人」「我慢ができない人」「うちに入ってもすぐやめるのでは」と悪い印象しか持ちません。ほんとに、まじで(経験談)
早期退職者を「決断力が早い人」なんて高く評価されることは絶対ありません。一番力を入れて書くべきことはアルバイト経験などを根拠に「私は働ける人だよ!」とPRすることが大切なのです。
職務経歴には、学生時代のアルバイト経験を書いても大丈夫です。
アルバイト経験がない?それは……うん。
職務経歴書の見本こんなかんじにかけばいい(あくまでも参考)
大切な『結びの一言』
現職では非常に短い期間での勤務ではありますが、貴社においては長く腰を落ち着け、社会人としての基礎を身につけ、貴社に貢献できる人材となるよう頑張る所存です。どうぞ宜しくお願い致します。
あるだけでだいぶ印象が変わります。
職務経歴書には自分のPRを
まとめると
1.リクルートエージェントのフォーマットが使いやすい
2.職務経歴書にアルバイト経験OK!
3.会社の愚痴ではなく、自分のPRを!
4.結びの一言は大切!
検討を祈る。
他の記事もどうぞ
求人情報の基本【就活のここから】
求人詐欺じゃなくて、それは無知なだけかも
求人詐欺という言葉をよく聞きますが、その呟きに耳を傾けると実は企業側に責任はなくてただその人が無知なだけだったというオチが多い気がします。
もちろん意図的に騙すような書き方をしている悪質な企業もありますが、定められたルールに従って求人情報を開示してる会社がほとんどです。しかしその基本やらルールを知らない人があまりに多い。すると、知らなかった=騙された!と小門違いな怒りを御社にぶつけてしまうんですね。その光景を見て人事は落として正解だったなとほくそ笑むわけです。
てことで就活始めたばかりの人向けに、求人ルールの基本中の基本をここで確認してみましょう。
①給料の内訳
お仕事選びで一番大切なことは人それぞれですが、誰もが気にする情報といったらやはり給与でしょう。さて例えば求人票に月給20万と書かれていても、毎月20万円が振り込まれるわけではないということはご存知でしょう。
「ああ、知ってるよ。ここから年金とか保険とか退職金積み立てとか色々引かれて”手取り”になるんだよね」
そうその通り。実際に振り込まれる”手取り”はざっと17万くらいですね。が、ここでいいたいことは手取りのことではなく、基本給を確認しましょうということです。
基本給は言葉の通り基本となる給与額のことで合理的な理由がない限り下がることは有りません。この基本給が夏と冬にやってくる臨時収入”ボーナス”に大きく影響してきます。計算方法は色々ありますが、多くの会社では基本給× 〇ヵ月分で出されるからです。
よくある給与体系のパターンは
基本給+業務手当(みなし)+○○手当
同じ月給20万でも、基本給20万の会社と上記のような基本給10万+手当の会社とでは年収のベースが大きく変わってくるわけです。もちろん業績でボーナスは大きく左右されるのでボーナス期待で企業を判断すべきではないですが。
あともう一つ大切なことは、昇給について知ることです。
仕事を務めた年数だけ、努力した数だけ、結果を出した分だけ給料が上がる。残念、定年まで無難に伸び続ける出世はございません。私の会社は基本給が年齢で固定されていました。つまりどれだけ頑張ろうとも「歳を取らなくては給料が上がらない」わけです。逆に言えば年齢を重ねるだけで給与が増えていくので、ポジティブに捉えるとホワイトですね。
初任給は団栗の背比べ、だけどボーナスや昇給、福利厚生が積み重なると”差”になっていきます。スタートラインはみんな同じだけど、走りやすいレーンをしっかり見定めましょう。
2.少人数精鋭の聞こえの良さ
少人数精鋭の同義語をご存知でしょうか。”人手不足”です。もちろんビンビンに尖ったプロフェッショナルの集団は実存しますが、そんな会社は求人なんか出しませんし出したところでこんなブログを読んでいる人はお呼びではないしょう(失礼
このやる気に満ちているという意味で少人数精鋭はわかりますが、いやこれは絶対使い古したエンピツのように丸まってるだろと思う会社の特徴は
・ベンチャーでもないのに20人以下
・特に創業から半世紀近いのに20人以下
・少人数かつ平均年齢が45歳を超えている会社。
死が近いので避けましょう。
採用きっかけは「若返りを目指して新卒採用!」なんて宣伝文句をたくさん見ましたが、それは採用を疎かにしていた結果です。また中小企業の求人は基本、人材補充のためであって拡充ではないので即戦力としての働きを期待されてますので新卒や既卒の方にはおすすめできません。
3.労働時間と残業代のトリック
「残業代」をご存知でしょうか。
「残業したら支払われる給料でしょ」 と。思ったそこのあなた大間違い。
残業代とは「その日当たりの労働時間が8時間を超えた時に」支払われる給料のことです。
たとえば求人票にこう書かれていたとしましょう。
②9時00分~17時00分(休憩1時間)
9~17だと休憩1時間が入って実質労働は7時間ですね。ある日仕事が立て込んで帰る時間が18時になってしまいました。つまり1時間残業したことになりますが、その1時間に残業代は払わなくてもよいということになります。まぁ17時に定時を設定してるだけだいぶホワイトな会社なんですけどね。ゴリゴリ残業しても残業代出さない会社なんか腐るほどあるわけで…
終わりに
ここまで色々言ってきましたが、久しぶりにリライトしましたが、最後にこれを言ったら丸投げ感が出てしまいますが、
「勤めてみないとわからない!」
に尽きます。待遇、環境、仲間、将来…どれをとっても不満は出てくるもの。一番はとりあえずなんでもいいから働いてみて”仕事”に自分が何を期待しているのか知ることだと思います。無知でバカな自惚れ者はその身で痛い目に合わないと学ばないですからね、自分がそうだったからよくわかります。
それではよい就活ライフをノシ