淡々と、かつ着々と。

やるせない26歳が綴るこれは独り言

【好意の返報性など】第1回俺的モテ方講座【恋愛心理学】

よこしまな気持ちで向き合う心理学

肥満気味になっていた本棚の整理をしていると奥から懐かしい本が出てきた。

 

うげっ、大学一年生の時ぶり。

10代のクライマックスを自惚れながら過ごしていた私はなにを勘違いしたか「女遊びをしている男がカッコいい」的な、今振り返ればほんと五体投地で謝罪したいのだが、そんなクズ男に傾倒した思想を持っていた。女に飢えていた私が強力な武器を得ようと飛びついたのは「心理学」だった。

だが知識として心理学用語を頭に入れたところで実践に移すのはとても難しくて、結局持ち前のトーク力でごり押しをしていた(手前味噌)。なのでこの本をあまり熟読した記憶はないのだが、購入したときに「これで向かうところ敵なしだぜ」的な勘違いを起こさせるくらいの魔力を持っていたことだけは覚えている。

 

懐かしさと恥ずかしさを伴いながらページをめくっていく。すると結構まともなことが書かれていた。(一生懸命掃除をやってる時ほど他のことに意識が逸れやすいよね)

てことで、たまには毎回見てくれる50人程度の読者の人たちのためになることを記そうと思った次第である。

第一章 結局モテる人とは ~男はバカ~

モテる人とはずばり容姿が整っている人である。

太字にしてまで語ることでもないのだが、いまあらためてここで断言しておく。

かこつけて心理学用語を使うのでればハロー効果の働きが大きい。

『ハロー効果』

相手が望ましい特徴を持っていると、その評価を相手の全体的な評価にまで広げてしまうこと。

引用 p.48

 つまり「顔がいい人」=「いい人」みたいに拡大解釈しちゃうわけですね。つまり好印象な一部分を全体評価まで拡大解釈してしまう現象。CMに好感度が高い芸能人を採用する理由もここにあります。(あの人がCMに出てる商品=いい商品)

ちなみに逆も然りで「顔がよくない人」=「ダメな人」とマイナスの働きをすることもあるそう……

 

つまりイケメンや美女はそれだけで大きなアドバンテージを持っている!

ってこんなこと今更ですよね。色々なシーンで学ばずとも実感してきたと思います…

 

そんな長い経験から恋愛は顔面市場主義だと嘆いている方も少なくないと思いますが、パートナーに求めるものは男女で大きく異なっているが事実です。

女性は男性に対して経済力や安心感、安定性といった将来的な生活を見据えた評価をするらしいです。これは出産や子育てを守ってくれる存在を本能的に求めているからだそうです。

それに対して男性は若さ、外見的魅力を重視するそうです。えぇ…まぁ周りのおっさん見ててもよく分かるけど。

どうやら男性は本能的に『うまく出産できる可能性が高い相手』を求めるらしく、つまりそれは『若くて健康的な女性』に行き着くわけで…

 

つまり、男性が浮気をしても

「若い子に惹かれる生物的本能のせいで…」と理由説明すれば!

許されるわけないですね。すみません。

 

出典は不明ですが、こんな面白いアンケート結果もあります。

男性に聞いた「魅力的だと思う女性の年齢」を図に表した結果です。縦軸が回答男性の年齢ですね。いやーここまで顕著に若い子大好き感出てると恥ずかしい。特に28歳以降の20歳の連打は凄いですね。

社会的地位も安定してきて「価値ある若い子」に手を出しやすくなった?いや、それは邪推か。

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ちなみに女性のアンケート結果は以下の通り。ここまで差がでるとやっぱり男と女って全然違う生き物だなと思う。

ただあくまでも「魅力的な異性の年齢」を聞いているのであって「付き合いたい」とか「結婚したい」ではないです。

やはり女性も「若さ」には魅力を感じているようだが男性ほど病的ではない。

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うーん、若いってほんと有限なのねぇ…

第二章 運命的な出会いを作り上げる ~吊り橋効果~

結局モテるためには整形以外の道がないのだろうか。

そうでもない。まずはみなさんお馴染み「吊り橋効果」を紹介しよう。

『吊り橋効果』

生理的に興奮状態にあるときに、「対象の異性に魅力を感じているためにドキドキしている」と思い込んでしまう現象。

引用 p.70

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「吊り橋なんか近くにねーよ」と嘆かないで。

必要となる条件は生理的興奮状態になること。つまり身近なもので興奮状態になるものといえば「スポーツ」だ。つまり、気になる相手をスポーツに誘って右に左に振り回し、呼吸を乱せば、心臓の高鳴りを勘違いしてコイニハッテンシテ……も理論上可能だ。

馬鹿馬鹿しく書いたので現実味がないように思えるかもしれないが、こういった錯誤帰属(原因の勘違い)が実際に恋のきっかけなっていること多々ある。

例えば青春イベント。サークル旅行であったり、キャンプファイアーであったり、大学祭の出し物をするときであったり……あれはまさに生理的興奮状態になりやすい環境である。雰囲気、環境、立場も相まって錯覚しやすい条件のオンパレードだ。 だからこそ勢いで付き合って、瞬きする間にスピード解消なんてことが後を絶たないのかもしれない。

って理論武装でフラれた友達を慰めたらすごく怒られた(笑)。10代の俺はほんとバカである。

 

第三章 明日から使える心理学

ここでいくつか使えそうな心理学知識を紹介しよう。

①単純接触効果

 ⇒『繰り返し会うだけでも相手に好意的な感情が芽生えやすくなる』

という無茶苦茶な効果。分からんでもないが、この効果を妄信してしまうとストーカーの出来上がり。

そして『単純接触効果で高まっている好意は、恋愛感情とが異なるかもしれない』と最高のオチまである。とりあえず会うだけでも効果的なのだと頭の片隅に入れておこう。

 

②初頭効果

 ⇒『最初に提示された情報が全体印象を決定する』

つまり第一印象はめちゃくちゃ大切ってこと。ちなみに第一印象を評価付ける要素の割合は

  ①見た目   55% 

  ②話し方、声 38% 

  ③話す内容  7%

意外と話し方と声が重要! 男は低くて落ち着いたしゃべり方が好まれるとかなんとか。見た目はどうしようもないので、単純接触効果で信頼を獲得しアプローチをかけるときは落ち着いた声音で相手を誘いましょう。

なんか人を騙すセミナーみたいだな今日の記事(笑)

 

③好意の返報性

 ⇒『自分に対して好意を抱いてくれている相手のことを好きになりやすい』

というまたこれも勘違いするとストーカー化してしまいそうだが、この現象は経験したことある人も多いのではないだろうか。

告白されてから気になりだした、なんて気持ちの変化はまさにこの「好意の返報性」だ。

「恋の駆け引きは告白してから」なんて言葉があるように、とりあえず好きという気持ちを伝えることで事態は好転するかもしれない。

 

+α   間接話法

 ⇒『第三者から、相手の情報や噂を耳にすること』

 もし、自分で気持ちを伝えることが難しいなら友人と手を組んでアプローチしてもらうのが得策だろう。「○○さん、あなたのこと好きなんじゃない?」と何気なく告げられた言葉でも『好意の返報性』を感じるのだ。

男としてやり方がみみっちいと思うが…

 

④自己開示の返報性

『自己開示をすることによって信頼や好意を与え、相手もまた自己開示しやすくなる現象』これは俺も知らずによく使っていたテクニック?である。悪用はしてないよ!

例えば自己紹介の時にただ「〜です。よろしくお願いします」と自分の名前を告げるだけではなく、「○○大学の~です」と自分の情報を付け足して自己紹介をする。すると相手も「○○大学の~です」と同じ追加情報を提供してくれるのだ。もちろん大学名以外でも、趣味であったり、最近あったこと、好きな芸能人などなど応用可能。そこから話をハッテンサセテ……

人間は返報性から逃れることはできない……特に義理人情が強い日本人はな(ゲス顔

これって営業にも使える技術だと思う。

 

 ⑤フット・イン・ザ・ドア法(段階的要請法)

『小さいお願いのあとに本当のお願いをするやり方』

ex.「風邪で休んだからノートコピーさせてくれない(小さなお願い)」

 ⇨「お礼に食事でもどう?(本来の目的)」

 悪徳商法やナンパ師もどんどん使うやり方其のいち。

一度お願いを聞くとその後も断りにくくなる感情(これは認知的不協和って理論なんだけど割愛)を利用して本命のお願いを聞いてもらおうってやり方。それだけ聞くとなかなかのクズっぽいやり方だけど、意外と身近に横行しているやり方だ。

例えば

「〇〇君、これやっといてもらえる?(小さなお願い)」

⇨「次はこれもよろしく(本来の目的)」

そう、ビジネスでもよくこの見るシーンは巧妙な心理戦だったのである。

 

⑥ドア・イン・ザ・フェイス法(譲歩的要請法)

『大きなお願いをわざと相手に断らせ、すかさずに本当の目的をお願いするやり方』

ex.「一緒に海外旅行行かない?(断られる前提の大きなお願い)」

 ⇨「冗談、冗談。その前に食事でも行こう(本来の目的)」

悪徳商法やナンパ師もバンバン使うやり方其の2。先ほどのやつよりこっちのほうが多用されている。特におじさんがよく若い子に使っている。

これは一度断ったことで罪悪感を感じさせ、次の提案には譲歩すべきだと思わせる心理テクニックである。

これもまたビジネスシーンでもよく見かける技術だ。

「今度の土曜日出勤できる?(大きなお願い)」

⇨「うそうそ、それじゃ今日ちょっとだけ残業してくれない?(本来の目的)」

恋愛もビジネスも探り合いなんだねぇ…

 

・まとめ 

書いてると面白くて4200字を超えてしまった。

タイトルで「モテ方講座」と謳ったが、ただテキストをなぞっただけである。それで講師面して雄弁と述べてしまった。恥ずかしい,

心理学はあくまでも統計が示した一つの結果でしかないので過信は禁物だ。人の心に絶対はない。

そして自分でこんな書いておきながら、実は心理学に頼った恋愛は好きじゃない。いやまじで。どんだけ博識に知識と経験をぶち込んでも仮初の姿なぞすぐにバレる。ありのままの愛で勝負した方がいいと思うぜ(ドヤ

 

ただ、

 

心理学の中にはビジネスや営業スキルとして活用できるものも多くある。対面で交渉営業する人にとって、心理学の知識で研がれた言葉は鋭く相手に突き刺さるかもしれない。これは決して騙しているわけではない、ただ「誘導」しているだけなのだから罪ではない。

それは心理学の「いい使い方」だと俺は思う(ゲス顔

 

次回は「恋愛の色彩理論」を中心に書いていく予定です。

 

reyu.hatenablog.com

 

 

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