淡々と、かつ着々と。

やるせない26歳が綴るこれは独り言

秋は思ってるほど暖かくはない。

何か一枚羽織って出かけたくなったらその日から秋だ。

色づいた木々たちが軒を連ねる街路樹、落ち葉を踏んで軽い足跡を奏でる小さな足跡、ほくほくの大きな焼き芋一つを2人で食べた記憶。鮮やかで優しい季節、秋。だが残念。秋は夏との冬のテイクオーバーゾーンにいる“暖かな”季節ではない。紅葉が始まる条件は気温が8℃以下、アスファルトが落ち葉で隠れるころには5〜6℃まで下がっている。そりゃ焼き芋も売れる。私たちが思い浮かべる秋は意外と冬寄りなんだ。

もちろん今年も秋はやってきた…はずなのだが、今年は姿が見えない。もしや秋の格好をしてきた冬の入国を許したのでは。税関職員の怠慢を俺は許さない。

この突然の寒さに衣替えが済んでない人(スーツばっかり着てて長袖の普段着が全くないことに気づいた社畜を含む)はここ数日焦っていることだろう。すでに長袖一枚では対応できない気温に私は焦っている。

だからもう一枚、薄手のパーカーを手に取る。

袖を通す時に「あ、今年もそろそろ終わるな」と思ったけど、振り返るのはまだ早いかな。残り100日を切った2020年。色々あったけど鮮やかな一年ではないので様々を使うのが適切かな。様々あったな、あんなことやこんなこと。

玄関を出ると冷気が鼻をつく。

どんどん増していく寒さと近づく終わり。

そして最後は冷たくなっておしまい。

1年って期間は生命みたいだねぇ。

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(この景色も紅葉になるのかな)