淡々と、かつ着々と。

やるせない26歳が綴るこれは独り言

0と1の間で悩む恋愛アプリ

マッチングアプリを始めて1ヶ月が経ってしまった。

”しまった”というのは月一の更新日に会員費が引き落とされて”しまった”からだ。おかわりする気がなかったのに4000円は痛い。

マッチングアプリはいいものだ。掴みどころがない女性の言葉の機微を探し当て少しずつ攻略していく緊張感と高揚感は新規開拓にも似ていて燃える、萌える。気合を入れた1ヶ月の営業成果をお教えしよう。261個のいいね!をいただき、1人と会った。おしまい。……ポスティングだけ上手な営業マンかよ。

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定期的にアプリを始めて会って退会してを繰り返しているが、どうしても性分に合わない。お金払っちゃったから今月も「休日は何してるんですかー」「友達と遊んでます!」みたいな定型文の殴り合いをしようかと思う、それはそれで楽しいんだけど。

自分の恋愛は友達の延長線上にあったことが多かったかもしれない。信頼の先に好きがあったと言える。私の恋愛観は”いつもそばにいるお前のことが、気づいたら好きになっちゃったぜ”みたいな少女漫画の幼馴染タイプだった期間が長かった。今はそうでもないけど。ちなみにこの王道っぽい恋愛観は相手次第で超茨の道になる。惚れた相手が出会った時点で恋人候補か、それ以外かを選別するローランドタイプだったとき、これがまた大変でねぇ(遠い目

ローランドタイプはマッチングアプリに間違いなく向いている。付き合うのに有りか無しか。可愛いか、可愛くないか。抱けるか、抱けないか。指先で選別をして自分が求める出会いを掴み取ることができるからだ。顔面に自信がない人はローランドになったほうがいい。数打ちゃ当たるはマジだ。ちなみに恋愛における数打ちゃ当たるを否定するやつはただのモテ男モテ女か数を打ったことないチキンだ。

凡人でかつ幼馴染タイプの人にはアプリ利用をおすすめしない。たぶんこのタイプは付き合うまでのやり取り0⇨1に小数点を必死に積み上げてるうちにだんだんと勢いが失われて、「もっといい人がいる」とか「運命的な出会いじゃない」とか「相手がつまらない」とかそれっぽい言い訳を始めるだろう。運命に頼り始めたらおしまいだ。

そんな恋愛下手でムンムンとしてる人達のためにサービスを考えた。まぐわい目的のアプリを制作してみたらどうだろうか。そこにある問いは「付き合うとは」みたいな哲学から最も遠い距離にある二者択一

”やるか、やらないか”

これなら誰でもローランドタイプになるだろう。ゴールがはっきりしててスタートを切りやすいし、ピンクの妖しい光が示す方向を目指せばいいだけで思考も必要ないし、ゴール後に延長戦に入ってもいい。デジタル化によってさらに複雑化した令和の恋愛に必要なのは明白でリベラルな関係性だ。それを提供する新時代の新サービス。

 

あ、それがマッチングアプリか。