淡々と、かつ着々と。

やるせない26歳が綴るこれは独り言

今日こそは羽毛布団を洗濯したい。

私の週末最初のイベントは洗濯であるという話をしましょう。

土曜日から金曜日の下着までを含んだ約4kgの洗濯物をコインランドリーに運ぶことから週末が始まります。洗濯物を袋に詰めて外に持ち出そうとするたびに「羽毛布団も洗濯したいな」と思うのですが、貧賤の身にはもったいないほど質がよい羽毛布団を手に入れてしまったものですから、ふわふわっと膨らむ羽毛を一人で持ち運ぶのは大変な苦労のため結局諦めて押し入れに沈めているわけです。いつか洗濯物の量が少ない時にでもと思っていますが、毎週きちんと4kgをキープしてくる洗濯物のせいで、今日もまた羽毛布団を洗えずにいるわけであります。

私は徒歩5分程度の場所にあるコインランドリーを使っています。そこはコインランドリーと聞いて多くの人が想像するであろう銭湯に併設された薄汚い、まるで洗えば汚れが付きそうな年季の入った洗濯場を想像する人もいるだろうが、ここには私も驚いた。ドラッグストアのような清潔感に溢れていて、店内は流行りの曲がエンドレスに流れおり、隣に銭湯はない。支払いは専用のカードにお金をチャージしてタッチ決算。ポイントまで加算される。長居したくなるコインランドリーはここが初めてでございます。ここには5kgタイプの洗濯機が4つに乾燥機が8台。また20kgまで洗える大型洗濯機も4台もありますが「羽毛布団洗えます!」の文字が大きく掲げてあるものですから目に入るたびふつふつと悔しさが湧いてくるので(この悔しさは総括すれば”一人でいることの寂しさ”に起因するものですから根深いものです)私は大型洗濯機に背を向けて、モノを5kgタイプに投げ込むわけです。

 

 

洗濯が終わるまでの30分ほどかかりますので、そのうちに晩御飯にありつきます。最近引っ越した場所はなかなかいい街でして、徒歩圏内にラーメン屋が4軒、ファミレス、チェーン居酒屋、回転寿司と食べることには困らない街でございます。ですが食べる場所があっても食べる金があるかという話とは全くの別ですから、私は今日も回転寿司の看板を遠くに眺めながら牛丼あたまの大盛りをかき込むのです。

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週末のご馳走として牛丼とはいささか寂しいですが(また寂しいがでました。これは広義的にはご馳走として物足りないといった意味もありますが、それを包括する形で隣に誰も座っていないことへの寂しさを意味します)、舌に落ちる牛脂の味から金曜日を実感する程度にはこの週末洗濯⇨牛丼はルーティン化してしまっているのです。

 

私はいつもAppleWatchという超高性能デバイスを左手首に巻きつけているわけですが、とりわけ一番使う機能がアラーム機能です。このアラーム機能はなかなかによくできていて、まぁこの話はまた今度にしましょう。Apple Watchが洗濯終了を告げたので私はコインランドリーに戻りました。私が使っていた洗濯機は残り時間0分を表示して静かになっていました。今日も完璧なタイミングで週末のスタートを切ることができたことに少し微笑んでしまいます。他の洗濯機を見ると全て勢いよく稼働していました。週末のコインランドリーはとても混むので一歩でも遅れてしまったら気持ちいい週末を迎えることはできない、そんな緊張感に急かされながらコインランドリーに駆け込む週末もまた楽しいわけです。

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