【ニート卒業旅行】カンボジアに行ってきた。3日目
目覚めのいい午前4時
カンボジアビールに溺れた昨日。
水を飲んで、吐いて、ケバブを食べて、寝たら完全復活していました。
3日目の予定は遺跡巡り。アンコールワットを始めとした遺跡群はカンボジア旅行では外せません。
アンコールワットが織りなす神秘的な朝焼けを見るために早朝(朝4時)に起きた我々。辺りはまだ真っ暗。
そしてこんな早朝にも対応してくれるチャド。彼の車に乗り込み、いざ出発!
1日券は$37、3日通し券は$62
まずは入場券を買うためにチケット売り場へ。
1日券は$37(4000円くらい)。
これ1枚で遺跡系は全て回ることができるけど、なかなか強気の価格……。財布の厚みが不安だったので楽天カード(JCB)で支払いしました。
ぶさいくな寝起き顔をバッチリ撮影されました。
これが天上世界アンコールワット
暗い!暗すぎて自分の姿も見えない。
唯一見えるのは夜空で瞬く星々。日本とは違う景色が夜空にも広がる。同じ星なのになんで綺麗に感じるんだろう。それはここに光がないから……と、見上げながら歩いていると他の観光客とぶつかってしまった。
時間は午前5時すぎだが周りは騒がしい。かなりの数の観光客がいるようだ。足元をスマホのライトで照らしながら音がする方へ進んでいく。
目覚めのアンコールワット
目的地の中央西塔門についたことには周りは仄明るくなり、人の影もしっかりと確認できるようになっていた。
時間が経つにつれてスマートフォンの光が増えてくる。レンズ越しでしか見えない光が撮れるようで、何人もの客がアンコールワットに向けてシャッターを切っている。
てか、シャッター音が鳴るのって日本だけなんだってね。
空が赤く染まり始めたのを自分の目で確認できたとき、私はシャッターを切った。
iPhone8で撮りました。
遺跡と対になる人垣。
アンコールワットの中へ
お腹を壊した友達を待っていると日は完全に昇り、いざ中へ。
少しだけアンコールワットの解説を。
《「寺院町」の意》カンボジア北部、アンコールにある石造寺院遺跡。12世紀初め、クメール王朝スールヤバルマン2世の治下に建立。南北1300メートル、東西1500メートルの環濠(かんごう)に囲まれ、三重の回廊の中心に祠堂が建つ。ヒンズー教の神々やマハーバーラタ、ラーマーヤナなどの古代インドの叙事詩を描いた精緻な浮き彫りが残っている。1992年、アンコールの他の遺跡とともに世界遺産(文化遺産)に登録された。
アンコールワットって単体じゃなくて遺跡群なんだね。
ちなみにその遺跡群の範囲は400㎢(名古屋市より広い)。その距離を猛暑の中、徒歩or自転車で回ることは不可能だった。ああ、チャドありがとう……
アンコール・ワットは、夏に行ってはいけない | カルチャー | 最新記事 | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
・西参道&中央西塔門
・第一回路
・十字回路
・第二回路
・中央祠堂
中に入ってみると観光客はまばらで、ゆったりと見学することができました。まだ暑くなる前で風がとても気持ちいい。
昨日は全く見かけなかった日本人の姿もここでは多く見かけました。日本語が聞こえた時、「懐かしい」って思ってしまったのは海外かぶれですね。
アンコール・トム
車で移動すること10分。ついたのはアンコール・トム。
ここは先ほどのヒンドゥー教の寺院とは違い、大乗仏教信者だったジャヤヴァルマン7世によって12世紀末に建てられた寺院。なのでさっきは見られなかった四面顔の仏様が並んでいます。
保存状態は少し悪いがそこが趣を感じさせる。
タ・プロム
また車で移動すること約10分。
創建時は1万2640人が暮らしたと言われる巨大寺院タ・プロム。
壁に沿って伸びる根が独自の景色を作り出していた。
昼を過ぎると観光客が多くなり移動が煩わしくなってきた。特に中国人が多い。足場が悪い&暑いでかなり体力を消耗していてだんだん感動が薄れていったのは事実😑
このあと連れて行ってもらったお店で少し昼寝をしました。
ベン・メリア
クーラーが効いた車で移動すること約1時間半。異国の車の中でがっつり寝てしまった。
着いたのはチャドが一番好きな寺院だという秘境ベン・メリア。
木々に埋もれたこの遺跡には他の寺院に溢れていた旅客の騒がしさがない。
そして見えてきた寺院は完全に崩壊していた。そこにある景色にただただ魅了される。聞こえるのは足音と緑葉の囁きだけ……なんて神秘的で特別な空間なのだろう。遺跡には食傷気味だった我々もその光景に目を見開いた。
※ツアーブックによるとアンコール遺跡のチケットでは入場できないと書いてあるが、1日券の場合は入れる模様
夜はパブストリートへ
爆睡していたらホテルについた。チャドは明日空港まで送ってくれるらしい。
ベッドに横になると2度と起きることができない気がする。クタクタの足を叩いて夜の街パブストリートに練りだした。この騒がしい夜の姿を見るのも今夜で最後だ。
アンジェリーナジョリーの行きつけだったという『レッドピアノ』でオリジナルカクテル『トゥームレイダー』を交わしながら今回の旅行を語り合う。
シェムリアップ「レッドピアノ」アンジェリーナ・ジョリーお気に入りのレストラン♪カクテルもご飯もおいしくて超おすすめ!(The Red Piano) | LOVE! TRAVEL
明日はカンボジア旅行最終日。あっという間の3日間だった。旅は終わりが見えてくると急に寂しくなる。不思議と東京が恋しいと思う気持ちは湧いてこなかった。
「カンボジア、好きだな」と思いながら、最後の一杯を飲み干した。
つづく。