『タビトモ アンコールワット』は素晴らしいガイドブック
カンボジアのガイドブックが全然ない件
海外旅行に欠かせない『ガイドブック』。
スマホの普及と共に紙媒体の活躍の場は減ってきたが、モノとして情報を手元に置ける紙の安心感は海外シーンにおいて非常に心強い。
私はカンボジアへ旅立つ3日前、ジュンク堂書店 池袋本店を訪れた。
日本最大級の広さを誇る池袋のジュンク堂書店。なんと地下1階から9階までビル一棟丸ごと本屋さんなのだ。エスカレーターで旅行コーナーの階まで上がり、カンボジアコーナーにたどり着いたのだが……
「カンボジア少なっ!」
カンボジアに関するガイドブックが全然ないのである。
『カンボジア』として出版しているもの自体少なく、大半が『アンコールワット』と銘打ち、さらには『ホーチミン+アンコールワット』おまけ程度にしか特集してないガイドブックばかりだった。確かに、カンボジアはアンコールワットしかな……
悩んだ末という言葉を使うほど悩める選択肢もないのだが、とりあえず拾い読みをして『タビトモ アンコールワット』を購入することにした。
これが大正解だった。
タビトモ アンコールワットをおすすめする3つの理由
ということで今日は『タビトモ アンコールワット』を実際にカンボジア旅行で使用した私の視点から紹介したいと思います。
果たしてこの記事に需要があるのか謎ですが。
①"知りたい"情報の量が多い
旅行で必要な情報とはなにか。
「○○が美味しい~~(美女が頬張る写真)」のような映え情報ではなく、国を理解し、楽しむための普遍的な情報こそ必要な情報だと私は思う。別にるるぶを批判しているわけではない。
タビトモにはカンボジア旅行に必要な情報が沢山載っています。
- 入国の仕方(ビザの取り方など)
- 市内への移動手段
- ATMの使い方
- 様々な物価
- 基本的な挨拶
などなど。当たり前のようで知らなかった情報が沢山掲載されています。
不安になった時は何度もお世話になりました。
その情報の中でも特に助かったのは様々な物価情報。
タクシー代やおみやげ代などカンボジアの平均金額がところどころに書かれています。そのおかげでぼったくられることもなく、逆に「まだまだ値下げできそうだ」と確信を持ちながら現地の人と交渉ができました。
②遺跡(アンコールワット)の解説が濃い!
カンボジアといったら欠かせないのはアンコールワットの遺跡群。
タビトモでは様々な歴史を持った遺跡を一つ一つ丁寧に解説しています。
行き方や撮影スポットはもちろん、壁画の意味やオブジェクトの様式、その遺跡が作られた背景までしっかり解説してくれます。単純に読み物としても面白い!
- なぜ遺跡塔の階段は急なのか
- 壁に開けられた無数の穴はなんなのか
- どうして顔が削られた仏像が多いのか
観光中にふと気になったことの答えが載っていたことには驚きました。
③サイズ感、質感がGOOD
本のサイズは片手に収まる程度。
片手だけでページをめくることができるちょうどいいサイズ感。
移動用のバックに入れても全く邪魔になりません。
本の紙質も一枚一枚しっかりしているので、ページがめくりやすい。また濡れた手で触ってもへたることがありません。
旅行中はかなり乱暴に扱いましたが、破れることなく役目を果たしてくれました。
強いて言いたいことがあるとすれば、メモできる場所が何ページかあればよかった。
終わりに
カンボジア旅行にとりあえず一冊と思ったら『タビトモ アンコールワット』を私はオススメする。
もしプノンペン(カンボジアの首都)に行くのだとしたらこれでは物足りないかもしれない。一応載ってはいるが見開き1ページ分だけしかない。
カンボジア旅行記