淡々と、かつ着々と。

やるせない26歳が綴るこれは独り言

【ラーメン】瞠(みはる)で俺は絶対油そば!【池袋】

池袋のラーメン屋。それだけで安心感がある。

クリスマス色に着飾った池袋東口に出ると風が冷たく吹き付けた。信号が青に変わり私は人混みの中へと、より賑やかな方へと向かう。

今夜訪れたのは埼玉県池袋市。

今日のお店はサンシャイン通りからだいたい徒歩3分。

 瞠(みはる)池袋店

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miharu.tokyo

看板には『濃厚魚介らーめん』 

俺「えっと…目(め)堂(どう)……?」

瞠(みはる)である。

その店を見つけたのは全くの偶然だった……

 

今夜は一体どう過ごそう。

賑わうサンシャイン通り、とりあえず座れる場所を求めてぶらぶらしていた。雑踏から一本逸れると見えてきたのは

「うーーん、意外と混んでる……」

そこのカフェでゆっくりしようと思ったが席はほぼ満席。座ろうと思えば座れるが、他人と接触しそうな距離を保ちながらコーヒー飲んでもリラックスは絶対できない。

コーヒーと座る場所を諦めた私はまたテキトー歩き始めた。より静かな方へ、より池袋の外側へ。

行く先なく歩いていると力強く夜道を照らす看板が目に入った。

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ひとつひとつの具材にこだわり、化学調味料を使用せずに鰹や宗田鰹で作る濃厚魚介スープ。このスープと相性の良い麺。「瞠」ならではの「味」を是非お試しください。
池袋・限定麺もあります。

瞠 公式HPより

ラーメン屋か。うーん、今日はラーメンって気分でも……

お腹が低い音で唸るのと私はその暖簾をくぐるのはほぼ同時だった。

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(中はオシャレで落ち着いた雰囲気)写真 公式サイトより

濃厚魚介らーめん(¥830)

 1000円札を飲み込ませた食券機から選んだのは「濃厚魚介らーめん」。寒い日は濃厚の文字にとても魅かれる。店名よりもでっかく看板が掲げてあったからこれが看板メニューだろう。(店構えの写真参考)

食券を持ってカウンターに座る。聞けば中盛りが無料とのこと。それならもちろん中盛りで。

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この濁り具合……素晴らしい。

まずはスープを一口。しっかりと濃厚を体現している魚介スープだ。この手のラーメンは濃厚と謳いながらただしょっぱいだけというオチも少なくない。ゆっくりと味が広がり、飲み込んでもなお口の中に風味が残り続ける正真正銘濃厚スープ。

麺は予想に反してストレートで細め。濃厚系は太めちぢれ麺でスープを絡み取りながら喰らうのがセオリーかと思っていた……。が、食べてみると分かった。スープが自ら麺を掴んで離さない、だから縮れる必要がないのだ。そしてこの麺、角がしっかり立っているため食べ応えに文句なし。ただ個人的には太麺が好き。

そしてメンマが太い。

ちゅるちゅると麺をすすっていると、客の数がだんだん増えてきた。腹ペコたちの元にどんどん運ばれていくのは濃厚魚k……ん、あぶらそば?

文字通り看板メニューの濃厚魚介らーめんを差し置いて、注文され作られ運ばれていくのは汁なしラーメン、通称あぶらそば。

ここの看板メニューって実はあぶらそばなのでは。

比内地鶏あぶらそば(¥850)

流石に2杯はきついので1週間後に日をあらためて来店。

食べログの星は信じないけど、書いてあるレビューはある程度参考にする私。そこで語られている多くは「あぶらそば」だった。

札を飲み込んだ食券機が光る。今度は迷わずあぶらそば、その中でも比内地鶏のあぶらそば」を選択。もちろん中盛りで。

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おおー、綺麗。

濃厚魚介の濁りとは真逆の澄んだ器。具はぶっといメンマに水菜、刻み玉ねぎ、味玉、そしてチャーシュー2枚。刻み玉ねぎと水菜、これは嬉しい。油そばはその名の通り全体的にギトギトしているのでフレッシュな水分を含んでる野菜がほんとありがたい。

「いただきます」

 

あぶらそばの流儀。

混ぜる。

箸を器の底に付け、麺を持ち上げるようにかき混ぜる。ここで力を入れすぎると麺が切れてしまう。必要なのはコミュニケーション。箸を通じて麺との対話を試みる。

「まだいけるか?」

「もう少し混ぜるぜ」

「ラストスパートだーーッ」

俺は何を言ってるんだ。

姿を見せた太麺

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 現れたのはTHE太麺。やっぱり油そばは太麺だよね。

お腹が音をたてて俺を急かす。わかったわかった、では早速一口。

「ん?」

一瞬の驚きで味がよくわからなかった。『魚介系の店なので、あぶらそばも風味程度に魚介が入ってるのかな』と思っていたが、予想に大きく反した味がした。あらためて口に麺を運ぶ。

「ううん?」

これは素直なほど醤油系一本だ。魚介は全くいない。そして…

「こっちのほうが全然うまいわ」

ここで言い切ってしまおう。

先ほどの「濃厚魚介らーめん」も美味しかったのは間違いない。だからもう一度お店に足を運んだ。同店で美味しさに優劣をつけるのならば、私は比内地鶏のあぶらそば」の方が圧倒的に美味しいと思った。

油のパンチは柔らかく感じるのはタレが少し甘めだからだろう。油そばが苦手な人にも美味しく感じるかもしれない。

玉ねぎの食感と味がいいアクセントになっていて一息着くことなく箸がどんどん進んでいく。味玉を割れば、中は黄金に輝く半熟の黄身がチャーシューの上に垂れる。ああ、絶景かな絶景かな。そしてメンマが太い。

たまねぎ一片残すことなく完食。おいしかった。

おわりに ~まずは油そばを~

今回は瞠(みはる)さんにお邪魔しました。久しぶりにラーメンの記事を書きたくなるくらい美味しかったです。

寒い時期は温かい汁が欲しくなるから油そばとは距離を置きがち。だけど結局食べがち。そして太りがち。

本格的な冬到来に備えて脂肪を蓄えてるなんてつまらない冗談はやめましょう。これは過去の自分への戒めでもあります。

瞠 池袋店

東京都豊島区東池袋1-31-16 東商ビル3 1F
TEL. 03-3971-7974

営業時間

月~金 11:00~15:30 17:00~22:00 
土日祝 11:00~22:00

過去記事もどうぞ(麺類編)

reyu.hatenablog.com