【トイレが凄い】雅叙園で結婚式をあげたい
雅叙園に行ってきました。
お金がかからないデートスポットなら任せなさい。
最近商品紹介ばかりでアフィ臭くなってきたので久しぶりに日記を書きます。結局「紹介記事」には変わりないのですが、かけ流し記事って感じで流し読みしてください。
今回訪れたのはここ、目黒が誇るハイランクホテル型複合施設『雅叙園』。
意外と知られていない穴場デートスポット(デートと言うより結婚スポットだけど)初見だと外観にビビって腰を抜かすので、入るにはそこそこの勇気が必要です。
綺麗な入り口
中に入ると荘厳なモニュメントがお出迎え。エントランスは結婚式に来たであろう上品なご婦人たちで溢れかえっている。
施設マップの横には本日の式場案内……
「8組!?!?!?」
世界一幸せなカップルがここに8組も。なるほど、だからこんなにここは暖かいんだ。
見て、この廊下
「しゃれおつ……」
自分の使用語彙力の低さを悔やむ。なにこの廊下。凄い。高級ホテルはとにかく全てを輝かせて高級感を演出する印象が、ここは落ち着きの中に佇む雅を肌で感じることができる。
左手に並ぶ大きなガラス窓、その向こう側には太陽の日を浴びる庭園と流水。日本風情に溢れるこの空間。
右手にはブライダルサロン、資料を広げて肩を寄せ合い微笑む二人。愛に溢れるあの空間
いやー、私には奢侈*1ですわ。
千と千尋の神隠しのモデルになったとか
「おお……」
突然現れた豪華絢爛な門構え。その名も「招きの大門」。実はここ千と千尋の神隠しのモデル建築とかなんとか。
その両側で音をたてる流水が静かに涼しい空気を運んでくる。心の底から落ち着ける空間。
しかし思いっきり通路なので腰を据える場所はない。
トイレが凄い!!!
「わるい、ちょっとトイレ行ってくるわ」
「じゃあ私も」
2人はW.C.のマークを境に二手に分かれた。
慣れない上品な空間に緊張したからだろうか、いつもよりトイレが近い。ジーパンのチャックに右手をかけてたまま男子トイレの奥の方へ進んでいく。その3秒後、彼はそのままチャックを降ろすことを忘れてその場に立ち尽くすことになる。
「な、なんじゃこりゃ……」
ここはトイレである。人が排泄物を出すために作られた場所、トイレである。しかし、目の前に広がる光景は1つの空間、トイレと区画されながらも一つの空間作品が展示されていた。
設置されてる小便器はTOTOのRESTROOM ITEM 01。便器上部の段差をなくし清掃性を向上させただけではなく、尿だれ尿はねの軽減と男性のために様々な工夫が凝らされたTOTOのニューカーマ―かつ主力商品だ。
その最新のトイレを分け隔てる木製の壁には力強い木目がはっきりと、まるでこちらを笑っているような表情で、並んでいる。
どこからか水の流れる音が聞こえてきた。ここはトイレ、水とは縁がある場所である。流水音が聞こえてくるのは当たり前だ。しかし、この音、止まらない。私以外誰もいないはずのトイレで水は流れ続けている。音の根源を辿ってゆっくり歩みを進める。するとそこには、小川があった。
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
「おれは トイレに行ったと思ったら 目の前に小川があった」
な… 何を言っているのか わからねーと思うが
おれも 何をされたのか わからなかった…
頭がどうにかなりそうだった… 上品感だとか超ゴージャスだとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を 味わったぜ…
節水が騒がれるご時世にお水垂れ流しの小川がトイレにあるなんて……
彼は驚きながらも右手でチャックを下げ、川のせせらぎに耳を傾けながら放尿に勤しむ。本来の目的を忘れてはいけない。
W.C.のマークの前で再開した2人が開口一番に発した言葉は
「「トイレが凄かった」」
どうやら女子トイレも凄いらしい。(もちろん彼は入っていないのでわからない)
人生に一度の晴れ舞台は
特別な空間で特別な人と特別な日を迎える。それが結婚式。
こんな素敵な場所で世界で一番幸せな日を迎えられたられたらいいな、と思いました。トイレの話をしたあとにこんなこと言ってもカッコが付かない。
次はホテルニューオータニに行きたい。
*1:しゃ‐し【奢侈】 〘名〙 (形動) (「奢」「侈」はともにおごる意) 身分不相応なくらしをすること。 度をこえたおごり。 また、そのさま。