これはきっと5月病
「今日桜を眺めてたでしょ」
と事務のお姉さんかに声をかけられた。
バレてしまった。会社の最寄り駅から遠回りして、暖かな風に揺れる桜の木々を色付け始める小さな蕾を感傷的に眺めている姿を見られてしまった。まぁ単純に会社に行きたくない気持ちを落ち着かせているだけなのだが。
今の気持ちはまさに5月病。入社して2ヶ月ほどでこのダルさが襲ってきた。タイミングからして問診されずとも5月病だと分かる。原因は直接的な業務のストレスというより、将来への不安や会社への不満といった環境に慣れ始めたころに溜まり始める鬱々とした気持ちがピークに達したからだと俺は思う。
仕事についてはこのブログで多く語ってこなかった。これからも語ることはないだろうが今日はちょっとだけ触れる。たぶん疲れてるから。
snsでは着飾った投稿をしても現実はそれなりに疲弊しているし、人並みに苦悩してるというわけだ。お金欲しいよ!彼女欲しいよ!とチープな煩悩と葛藤しながら、自己憐憫を繰り返す日々を過ごしている一般人なのである。
このモヤモヤした気持ちをどうしたらいいのか。
「あーこんな時、話を聞いてくれる彼女がいたらなぁ……」
と一瞬でも考えた自分に青ざめた。
お前、それは愚痴の吐き溜めになってくれる都合のいい女が欲しいってことやないか。「〇〇ってほんと自分の話しかしないよね……」と言われた記憶が舞い戻る。あのころから全く変わってないじゃないのか。ああ自己嫌悪。そして自己憐憫。「あーこんな時に、慰めてくれる彼女が……」
どーでもいいことで悩むのは疲れている証拠。
なんか疲れちゃうのは5月病。
こんな状態で色々思考を巡らせても無碍に終わるので、ゆっくり寝ようと思う。
ではでは。
ん、“ゆっくり”寝るってなんかおかしいな。寝るという行為はそもそも……(END