【Hi-茶】これが黒糖タピオカミルクティー【池袋】
「タピオカミルクティー飲んだことがないじゃん」と気づいたのはつい先日。
この前のタピオカ屋さんで飲んだのはバナナミルク(タピオカ入り)だったし、一緒に行った友達が頼んだものタイミルクティー?だったから、純粋なタピオカミルクを飲んだことは未だなかった。
まぁコンビニでも売ってるしわざわざ店に行って飲むものでも……と1人池袋を歩いているとちょうどいいタイミングで目の前にタピオカ屋さんが現れた。
Hi-茶 池袋店
【店舗詳細】
Hi茶 池袋店
住所:東京都豊島区東池袋1-26-4 サンフラワービル 1F
電話番号:03-5985-4924
営業時間:11:00‐21:00
土曜日の午後。注文に並んでいるのは5.6人程度。やはりブームは少し落ち着いたか。
このノッペリ&テカテカ感
お財布の中身を確認して早速注文列に並ぶ。
※注文列と受け取り列が別々なので間違わないように注意が必要。
Hi茶池袋店の外観は他の店舗と比べてもかなり凝っている。木の板を重ね合わせ作られた外壁はテーマパークの一角に位置する小屋のようでとても可愛らしい。
そして1番目を引くのは列を監視するように顔を覗かせる不思議なモニュメントだ。立体なのに表面はノッペリテカテカしていて、まるでサランラップに顔を押し付けた猫のようだ。
ピンボケのメニュー表
相変わらず写真を撮るのが下手だな俺。
お店のTwitterから画像を拝借して…
「色々あるけど、まぁタピオカといったら下の句はミルクティーっしょ」
という考えはもう古いらしい。
前に並んでいた女性はみな抹茶、パッション、ジャスミンと頼み、ミルクティーと発する人はいなかった。やはりタピオカミルクティーブームはだいぶ落ち着いてきたようだ。
これが定番『黒糖タピオカミルク』
「黒糖タピオカミルクのLサイズ、氷少なめ、甘めでお願いします」
家系ラーメンで培った注文リズムを発揮して無事注文完了。
レシートを持って、受け取り列に並ぶ。
店の中を覗き込むとで二人の店員さんがせわしなく動いていて忙しそうだった。
『お客様の健康と笑顔を追求するにゃん~』
得も言えぬ違和感を感じさせるセリフから本格的な台湾感が醸し出ててとても良い。
「お待たせしましたー27番の方ー」
黒糖タピオカミルク Lサイズ
¥580
「はいはいー」
と受け取った瞬間、プラスチックのカップが大きくへこんだ。
(カップが柔らかすぎてやべぇ……)
まるで水風船を持っているような不安定感。力を入れすぎたらミルクティーがあふれてくるし、だからといって落としそうな重さはあるし…。意外と飲み歩きはしにくいぞ。
道路の脇に寄って、とりあえず一口いただきます。
「ズズっ……」
……
「ぬるい!」
めちゃくちゃぬるい!あれ氷少な目ってこういうこと??
氷の量=温度の好みだったのか。
冷たいものが喉を通ると構えていたので驚いてしまった。次は味に集中して……
「あまぁい……」
甘めで頼んだのだから甘いに決まってるのだが、これは脳がやられそうなくらい甘い。飲んだ最初はミルクティーの味が薄く広がるが、すぐに黒糖の甘みが舌を焼く。
うーーん、確かに美味しいけど……前の店の方が好きだな!
まとめ。~もうタピオカはいいや~
今更だがタピオカドリンクはどれも高すぎだ。飲み物で¥600はけして安いものではない。だがタピオカに並ぶ彼女たちはけしてタピオカ商品に満足感を求めているわけではないのだろう。
友達と一緒に列に並び、雑談をしながら商品を待ち、タピオカ片手に写真を撮る。友達との思い出をそこに見出しているのだ。
「タピオカのなにがいいのか分からない」
「タピオカはぼったくりじゃん」
とタピオカを商品としてしか判断できないおじさん、おばさんはそもそもお呼びではない。タピオカはあくまでも友達の時間を鮮やかにする道具でしかないのだ。
空になったタピオカ片手に談笑している女子高生とすれ違った。彼女たちは残った黒い粒達に目もくれず、ペットボトル用のゴミ箱に容器を突っ込み雑踏の中に消えていく。
俺は一人、寂しげな猫とポッキーゲームをしながら池袋の奥へと進んでいった。