【スタバ】ど素人が新店舗を語る【リザーブロースタリー】
ここはスターバックス リザーブ®ロースタリー
ちょうど1ヶ月くらい前だったと思う。テレビ東京の人気番組『カンブリア宮殿』を見ていた時のことだった。その日の特集は高いデザイン性を持った木材家具で急成長を遂げている会社『天童木工』。固くて自由が利かないイメージの木材を針金のように自在に曲げて形作り、木のぬくもりを宿した家具を生み出す。その技は戦前から引き継がれた職人精神から…と、この調子でいくと家具の話で完結してしまいそうだ。いかんいかん。
その天童木工が活躍する舞台として取り上げられたのが、ここスターバックスリザーブロースタリーだった。
今回は喫茶店ならコメダ珈琲派の私がスタバど素人目線で感想を述べていきます。なのでぬくぬく暖かい目で読んでください。ちなみにスターバックスで一番好きなのはキャラメルフラペチーノです(これしか知らない)。
スターバックスリザーブとは
尽きることのない、コーヒーに対する私たちの愛、情熱、願い、魔法を全て閉じ込めた特別な空間を作りたいとずっと夢見てきました。
スターバックス リザーブ ロースタリー 東京は、コーヒー豆から焙煎にいたるまであらゆる点でこだわりぬいた、のめりこむような体験を心から楽しむことのできる場所です
うーーーん。よくわからん。とりあえず特別なコーヒーが飲めるってこと?
こんな時は実際に行って確かめるのが1番。前情報は位置情報のみで私は中目黒に向かいました。
ちょっと話変わりますが中目黒って凄く雰囲気がいい町ですね。目黒川?を挟んでおしゃれな洋服店や落ち着いた喫茶店が軒を連ね、色づいた木々が真っ赤に染め上げる秋の一本道。一眼レフとベレー帽が似合いそう。
中目黒駅から歩くこと約5分。左手にデカデカ見えてきたのはSTARBUCKSの文字。スタイリッシュな建物と自信に満ちたオープンな店構え。ああ…、これはまさに中目黒ってかんじだ。
土日はやっぱり混んでるね
混んでました('_')
混雑が予想される日は入場制限をかけているようで、入店するためには整理券が必要でした。私は日曜日の午後1時ごろに整理券を発行して、待った時間はだいたい30分前後くらい。結構スムーズに番号が呼ばれていった。
珈琲の香りって暖かいんだ
整理券を渡していざ入店。入り口のドアは大きな2枚構造。1つ目の扉を通った先にコンセプトが書かれていたけど、だめだ小さすぎてよく読めない。
そして、2つ目のドアと向き合ったとき
「あ、いい匂い……」
体を差し置いて嗅覚が先に入店。扉の向こうから漏れてきた香りはただのコーヒーの香りではない。焙煎されたコーヒーの薫香がゆっくり鼻腔を通って体を全体を温める。その香りに釣られるように体が遅れてお邪魔します。
「おおぉーー!」
なんか凄い!人めっちゃいる!席ないじゃん!とシステムが分からないまま入店してしまった私。注文の仕方も分からず右往左往していると店員さんが「上の階でしたら席がありますので、まずはお席の確保からお願いします」とのこと。あ、そうだまずは席の確保。ここはコメダ珈琲じゃないんだから。
(1階にはお土産コーナーもありました)
”オシャレで映えるもの”
2階へと繋がる階段の壁。人はこれを”映える”と称賛するのだろう。よくわからないけど目を魅かれてしまい、シャッターを切ってしまったのだからこれはもう”オシャレで映えるもの”なのだ。今あらためて撮った写真を見てみても、やっぱりわからないけどブログに載せたくなったからこれは間違いなく”オシャレで映えるもの”なのである。
上の階はだいぶ落ち着いていて
1階に比べて上の階はだいぶ落ち着いていました。階ごとにカウンターが付いているからどの階でも注文できるんだな。と思いどんどん上の階へ
※4階だけは注文カウンターがなかった
3階に続く階段にも”おしゃれで映えるもの”が。俺はさっきの方が好き。
私は3階のカウンター席に座りました。詳しくは次の項で。
「工場じゃん……」
シュー…カシャン。シュー…カシャンと機械の呼吸音が響くのは最上階の4階。コーヒー豆の袋詰めをしている。ベルトコンベヤーの上を等間隔で流れ続けるコーヒー豆(包装済)を見ながら飲むのも”映え”だろう。
3階、4階にはテラス席もありました。ちょっと寒いけど、暖かいコーヒーにその寒さは必要条件。今日みたいに太陽が出ているときは気持ちいいですね。とはいっても寒い。
頼んだのは『バレルエイジドコールドブリュ―』。
3階に空いているカウンター席を見つけた。目の前には謎の大きなマシーンがうねり声をあげている。よしここにしよう。学食で席を取る要領で帽子を椅子の上に放置し、注文カウンターへ。ここで大事件が起こる。
(キャラメルフラペチーノないじゃん……)
スタバなのにキャラメルフラペチーノがなかったのである!俺完全にキャラメルフラペーチの口なんだけど!メニューを読み直しても、ひっくり返しても、I read a menu written in English.も、どこにもない!
となったら、頼むのはもちろん1番高いコーヒーだ。
左・カプチーノ ¥680(連れの)
中・バレルエイジドコールドブリュ― ¥1200
右・フォカッチャピッツァ・マルゲリータ ¥780
コーヒーカクテルを始めとしたアルコール類も豊富に揃えてあった。しかしここに私はコーヒーを味わいに来たのだ。酒で誤魔化すことはせずに正面からコーヒーを味わいたい(本当はフラペチーノを飲みたかったけど)。
で、ここからラーメンの味を揚々と語るテンションでそのコーヒーの味を綴りたいと思ったのだがこのバレルエイジドコールドブリュ―を語ることは私にはできない。なぜなら
「あ、あま~い。飲んでみ」
「あ、ほんとだ甘いね」
それ以上の記憶がないからだ。いや普通に美味しかったのだ、間違いなく美味しいけども『なぜアイスを頼んだ』。香りから語ろうと思ったが、そもそもアイスだから香りが弱いし、なおかつ店の中が優しい芳しさむんむんなので嗅ぎ取ることができない。なので、公式サイトをチェックしてみる。
まるでオン・ザ・ロックのウイスキーの様なコーヒー
バーボンウイスキーの樽の中で熟成させたコーヒー豆をコールド ブリューで抽出しました。
コールド ブリュー コーヒーの芳醇な香りとウイスキーの香りが一体となった、贅沢な気分のコーヒー体験をお楽しみいただけます。引用:https://www.starbucks.co.jp/beverage/roastery/4524785368668
あ、思い出した。なるほど、飲んだ時に感じたウィスキーボンボン感はこれだったのか。と書いてる今知りました。
だが味や香り以外に、実際飲んだから私だからこそ紹介できることがある。それは
見て、めっちゃ氷が綺麗。
見て、この透明度。こんな綺麗な氷見たことない……
カラン。傷一つないガラスのような塊が四角いグラスの中で鳴いた。その姿を見てバリボリ氷を食べるクセがある私でもその美しさを前に唇を触れることさえ躊躇った。空になったグラスを手前に引いてデキャンタを持ち上げる。真上から注がれる真っ黒なアイスコーヒー。だけど彼女はその色に染まることない。そしてまた結露したグラスの中で静かに鳴き始める。カランカラン。
……こんなかんじにそれっぽいこと書いときゃいいだろ。
店員さんの些細なおもてなしが嬉しい
3階席のカウンター席を選んだ理由。それは目の前に巨大な焙煎機があったからである。ごうごう唸る焙煎機の音に耳を傾けながら、グラスを傾けるのもまた格別だ。
ぽけーッとその様子を見ていると機械をいじっていた店員のお兄さんがレバーに手をかけた。すると、ちらっとこちらを見た。
(あっ、これは撮るチャンスだ!)
俺が慌ててカメラを起動させ準備ができたサインを出すと、それを確認したお兄さんがレバーをガシャ、豆がドバー。
「「おおー」」
そして豆だけじゃなくてしっかりお客さんも見ていることに関心感動。
ほんと小さいやりとりだったけど、凄く嬉しかった。
まとめ。~ここは楽しい~
ここが楽しい場所というは3000字以上にもわたる私の言葉から伝わったかと思います。ここは最先端の喫茶店というよりもオシャレな工場なんですよね。コーヒーを最高のコンディションで提供するためのファクトリー。それがここスターバックスリザーブだと思いました。
スターバックスリザーブロースタリー、まだ行ったことがないならぜひぜひ!
店舗情報
店名
スターバックス リザーブ ロースタリー トウキョウ (STARBUCKS RESERVE ROASTERY TOKYO)
住所
東京都目黒区青葉台2-19-23
営業時間
7:00~23:00(日曜営業)
定休日
不定休
3660字 2時間