淡々と、かつ着々と。

やるせない26歳が綴るこれは独り言

5月27日に25歳になりました!!!

5月27日にめでたく25歳を迎えました。

 

子供の頃は「何歳だっけ」と自分の年齢を忘れてる大人に驚いていたけど、あれはボケでもなんでもなくまじで忘れてたんだなと実感。成長から”加齢”に。間違いなく大人からオヤジに近づいているようだ。

 

誕生日といっても特別なことはない。平日だし、仕事だし、雨だし、コロナだし、歯が痛いしでありふれた木曜日でしかない。と強がってもやっぱりなにか期待してしまうのが誕生日。

仕事から帰ってきてふと一人きりで迎える誕生日って生まれて初めてだなと気づいた瞬間めちゃくちゃ寂しくなってきたがその寂しさは歯痛で消し飛んだ。

ということでめでたく歯医者へ。初診用カルテに名前、住所、性別、電話番号と埋めていった先には生年月日欄があった。

(もしかしたら受付の(かわいい)お姉さんに誕生日を祝ってもらえるかな)

暴走気味の寂しさが記した太めの”5”月”27”日

「はーい、席で待っててくださいー」で一蹴された。なにを期待してたんだという羞恥心も歯痛で消し飛んだ。

診断の結果、どうやら虫歯ではなくストレス性の炎症だったらしい。とりあえず噛み合わせ調整のため奥歯を削って無事終了。

「最近、疲れてませんか?抗生剤出しておきますねぇ」

「は、はひ」(術後痛すぎ)

「あと右上の親知らずが虫歯になりかけてるので来週抜きましょう」

「はひぃ…」

削られた奥歯。抜かれる親知らず。

「お待たせしましたー本日のお会計は6800円ですー」

「はの、フへジットはふはえますか?」

「カードでも大丈夫ですよー」

消えていくお金。いただいたお薬。重い足取り。真っ暗な玄関。咳をしても一人。

握られたビニール袋、お薬二種。

 

屈折したポジティブシンキングが私を救った。

「待って!この薬って誕生日プレゼントじゃん!!」

ジャックダニエルをショットグラスになみなみ注ぎ、宙に向けて静かに乾杯。プレゼント(ロキソニン)を一緒に飲み下す。(書いてて思ったけど、俺まじで疲れてたんだろうな。

ふと懐かしい記憶を思い出させた。何年前だったかサプライズバースデーをされたときの記憶だ。居酒屋に呼ばれて普通に飲んでたらいきなりケーキが運ばれてきて、あれはとにかくめちゃくちゃ嬉しかったな…もっとありがとうって言っておけばよかったなと感傷に浸りながらもう一つのプレゼント(抗生剤)を涙と共に飲み込む。

 

 

さて、まとめ方を失った。

孤独で人は成長する。とかなんとかそれっぽくまとめるつもりだったけど、どう読んでも孤独に押し潰されそうな25歳しか見えてこない内容故に収集がつかなくなった。この話は過剰表現ありきの私小説なので安心して欲しい。私は元気です(歯はマジで痛かった)。

 

結局なにを言いたかったのかというと、

”誕生日は誰かと過ごせるといいよね”

ただそれだけに尽きる。

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(誕生日プレゼントありがとう)