淡々と、かつ着々と。

やるせない26歳が綴るこれは独り言

一人暮らしを始めて1ヶ月

さて一人暮らしを始めて1ヶ月が経とうとしている。24歳にして始めて親元を旅立ち、都内の狭い1Kで高い家賃を払いながら、当たり前に水道光熱費を支払いながら、日々の献立に頭を悩ませながら、薄暗いワンルームでパソコンを叩きながら、新生活を楽しんでいる。

お手伝いの域を超えたことがない私にとって一人暮らしの全てが初体験で、初めての家事は買ったばかりのゲームを思い出させる。最初はその目新しさにワクワクするがすぐに熱は冷めてきて欠伸をしながらマニュアルを読んでると眠くなってきて、最終的にめんどくさくなる。めんどくさい仕事のあとにめんどくさい家事をこなすなんてめんどくさがりな私にとってただただめんどくさいだけなので、全く乗り気はしないのだが、私がやらなきゃ食べるご飯も履くパンツもないわけで、重い腰をよっこらせと持ち上げていざ家の仕事、家事と対峙しようと構えても必要な道具とか欲しい調味調が揃っておらず出鼻を挫かれる。やる気はある、だけどモノがないから仕方がないじゃん。と誰に向けるわけでもない言い訳を呟いても目の前にジューシーな晩飯が並ぶことはないし、新品のエアリズムパンツがプレゼントされることもない。あーあこんなときに彼女がいたら…なんて期待はめんどくさいことを最愛のパートナーに押し付けて楽したいという魂胆から現れた邪な気持ちに他ならないのであえて言わないけども、二人で協力して家事をこなせたらいささか生活が楽になるだろうなぁととってつかない妄想と期待を胸に100円ショップで足りない道具を揃えていく生活を続けている。思い描いていた贅沢な生活にはほど遠いワンコインとセール品に縛られた生き様。これもまた乙である。

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