淡々と、かつ着々と。

やるせない26歳が綴るこれは独り言

幻の社会人2年目回顧録

社会人になって2年が経とうとしている。

周りに少し遅れてスタートを切った僕だが、やっとみんなの背中が見えてきたような気がする。ニート、フリーターを謳歌していた7ヶ月の差を埋めるため1.25倍(当社比)のやる気でここまで頑張ってきた。

何度も挫けそうになったがギブアップせずここまでこれたのも沢山の仲間のおかげだ。入社当初は20代僕一人の現状に頭を抱えたが、面接で「会社の若返りを目指している」といった部長の言葉に嘘はなく、私に遅れて3人の同世代が入社した。みんなやる気に満ちていて個性的でいいやつばかり。この出会いがなければ今頃また夢追い人をしていたに違いない。

 

思い返せば入社当初から色々と大変だった。

昭和の香り漂う弊社は平成を飛ばして令和の働き方を求められ、テレワークという言葉が世間に浸透し始めた頃にはネットネイティブ世代の若手に期待が集まった。まだ研修もちゃんと終わってないのにも関わらず。

働き方改革部署が便宜的に設けられ、そこに一時的な配属となったペーペー若手組はそれっぽい議論を何度も交わした。もちろんWEB会議で。実質休業状態だったのでじっくり上司とも意見を交わしながら吟味検討修正を繰り返した末提出した私たちの些細な案は社内改革に一役買うできた。初仕事を完遂したあの時の達成感と喜びは今でも鮮明に思い出せる。あの後飲みに行きたかったなぁ。

Wi-Fiとは、そんな説明から始まったのが懐かしい。今では各部署在宅と出勤を使い分けながら各々がノンストレスで仕事をこなしている。ノートパソコンにカメラとマイクがついていることに驚いていた上司も今ではウェブ会議もお手の物。最近はおもしろフィルターを使って、若手社員と距離を詰めようとしてくる。どんな顔をしていいのか分からなくなったら自分のカメラを静かにoffにするのがここで学んだ処世術だ。

コロナが落ち着いてきた今は通常業務の傍ら、古き良き文化と新しく便利な技術のハイブリット的働き方を提案改善している。この前やっとラインワークスを導入することができた。メールは社内に送る際もいちいち文頭に「お疲れ様です」とかなんとかつけなくちゃいけなくて面倒だった。社内の返事なんかスタンプ一つで十分なんだから。

にしても業務は通常運行に戻ったようだ。どうやら一年を通してずっと忙しい。

最初は本当にわけがわからず大変だった。辞めたいと思ったのも一度や二度じゃない。三度ありました。

中途採用だから手取り足取り1から10まで教えてくれるわけではなかったが、定期的に面談の時間を設けて不満や悩みに耳を傾けて公私然り的確なフィードバックをくれるのでその期待に応えようと頑張っている。愚痴を吐きながらも一緒に走ってくれる同期と一緒に。

 

来年は社会人3年目を迎える。第二新卒という言葉もあるがもう少しこのステージで頑張ってみようと思う。もしかしたら自分の”仕事”はここにあるのかもしれない、そんな期待感に心躍らせながら。

そしてそろそろ同棲の準備もしなくてはいけない。結局世田谷区のはずれに住むことになりそうだ。世田谷と聞くと家賃が高そうだがはずれに行くと結構リーズナブル。交通の便は最悪だが、自分の書斎用に一つ部屋をくれるみたいなのでよしとしよう。そもそも自分も彼女もインドアだし交通の便なんてあまり関係ないか。

 

なんだかやることばかりで毎日忙しいが、また明日からもがんばろうと思う。