淡々と、かつ着々と。

やるせない26歳が綴るこれは独り言

梅雨、休日、朝。

梅雨、休日、朝。

テレビからふと聞こえてきた「梅雨」の音から春はもう終わったんだと気づく。コロナ収束後も雨の日はステイホームを引き続き推奨していくべきだと思う。小池百合子の続投と“鶴の一声”に期待しながら過ごしているこの頃の私。

梅雨になってから平日がさらに辛くなった。もちろんテレワークの消失に体と頭とやる気と向上心とその他もろもろが追いついてないのもあるのだけれど、なにより通勤コンディションの悪化がこの辛さの主な原因だ。濡れた裾が乾かないまま湿気が充満した電車に乗り込む朝。湿気と汗と雨と臭いのクアトロコンボを浴びる朝8時はまさしく拷問で、その日の体力の5割はこの通勤30分で削られていると言っても過言ではない。

 

だからこそ今日という休日はかけがえない。遠くから聞こえてくる雨の音で目が覚め、ぼんやり光るスマホに映し出された土曜日の文字には体を休める以上の意味を見出す。体力が無碍に削られることなく、やりたいことに時間と気力と体力を自由に使える日がやってきた。2年前まで手に余るほど持っていたその日常は学生の肩書きを失うと同時にほぼ全て手放すこととなった。今では数える程度しか残されていないその日を大切に愛しく抱きしめる。そして、再び眠りについた。

二度寝から目覚めて朝9時(いつもは6時起床)。静かな朝だが濁った曇天が窓ガラスの向こうに広がる。「さて今日は何をしようか」と頭は前向きだが体は横向きのまま1時間。ようやく脳がゆっくり動き始め最初に思考したことは「あ、今日は渡部がいない王様のブランチじゃん」。リモコンを手探りで見つ出しテレビに向ける。不倫の話題に盛り上がる世間を冷ややかな目で観察していたけど、寝ぼけ眼で朝から食いつく自分も大概だよなと横になったままの24歳は静かに自嘲した。

外がまた騒がしくなってきた。洗濯は今日、できないな。

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