淡々と、かつ着々と。

やるせない26歳が綴るこれは独り言

過去を語ろう、ここは高校のプチ同窓会

初手ポエム

夢が散らばってく。小さな両手いっぱいに抱えていた夢は大人に近づくにつれてポロポロと落ちていく。拾うためには両手を空にしなくちゃいけないから、足元に転がった夢“だったもの”に手を伸ばすことなく残った夢を抱きしめてを前へ進む。これは得ることができない、ただ削られていく人生。夢を抱えた子供はやがて夢を見すぎた大人となる。彼がそれに気づいた時には手元にはなにも残っていなかった。1人立ち尽くす彼はふと何かに呼ばれるように後ろを振り向く。そこにはこれまで捨ててきた夢が思い出となって過去を照らしていた。寒暖の光が織りなす極彩の景色を背中に、今度はその手で何かを掴むため、彼は新たな一歩を踏み出す。

 

プチ同窓会

久しぶりに高校時代の友人たちと会うことになった。何年越しだっけ、マスク付けてるけど分かるかな…と考えながらエスカレーターで上った先にあの頃と変わらない友人たちが待っていた。そして俺たちは「じゃ、また明日」と制服姿で言葉を交わした翌日のように俺たちは再会した。

サイゼリアでミラノ風ドリアを頬張っていた少年たちは今、各々好みのアルコールを傾けている。自虐だらけの思い出話が満開に咲いたテーブルで飲む酒はとても美味しい。懐かしさは1人で味わうと寂寥感しか残らないが、こうして友人たちと卓を囲めば暴露と懺悔が交錯し、特定の女子を話題に出しては爆笑する。そのなんと楽しいことか。まるでここは放課後のファミレス、ドリンクバーで粘り続けた高校時代と変わらない気持ちで楽しく過ごした。

制服を脱いで6年が経った。今はスーツの24歳、社会人。

今は色々大変だけど、歩んできた道は間違ってなかったと思う。

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舞台は磯丸水産でした〜〜

 

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