これはきっと5月病
「今日桜を眺めてたでしょ」
と事務のお姉さんかに声をかけられた。
バレてしまった。会社の最寄り駅から遠回りして、暖かな風に揺れる桜の木々を色付け始める小さな蕾を感傷的に眺めている姿を見られてしまった。まぁ単純に会社に行きたくない気持ちを落ち着かせているだけなのだが。
今の気持ちはまさに5月病。入社して2ヶ月ほどでこのダルさが襲ってきた。タイミングからして問診されずとも5月病だと分かる。原因は直接的な業務のストレスというより、将来への不安や会社への不満といった環境に慣れ始めたころに溜まり始める鬱々とした気持ちがピークに達したからだと俺は思う。
仕事についてはこのブログで多く語ってこなかった。これからも語ることはないだろうが今日はちょっとだけ触れる。たぶん疲れてるから。
snsでは着飾った投稿をしても現実はそれなりに疲弊しているし、人並みに苦悩してるというわけだ。お金欲しいよ!彼女欲しいよ!とチープな煩悩と葛藤しながら、自己憐憫を繰り返す日々を過ごしている一般人なのである。
このモヤモヤした気持ちをどうしたらいいのか。
「あーこんな時、話を聞いてくれる彼女がいたらなぁ……」
と一瞬でも考えた自分に青ざめた。
お前、それは愚痴の吐き溜めになってくれる都合のいい女が欲しいってことやないか。「〇〇ってほんと自分の話しかしないよね……」と言われた記憶が舞い戻る。あのころから全く変わってないじゃないのか。ああ自己嫌悪。そして自己憐憫。「あーこんな時に、慰めてくれる彼女が……」
どーでもいいことで悩むのは疲れている証拠。
なんか疲れちゃうのは5月病。
こんな状態で色々思考を巡らせても無碍に終わるので、ゆっくり寝ようと思う。
ではでは。
ん、“ゆっくり”寝るってなんかおかしいな。寝るという行為はそもそも……(END
ホワイトデーのお返しは毎年悩む
今週のお題「ホワイトデー」
バレンタインがチョコレート会社の陰謀だと信じてやまないインキャの仲間たちこんにちは。
小春が顔を出す3月中旬。この時期になると『ホワイトデーにおすすめの〇〇」等、お返しに奔走する男性に向けであろう特集が“お昼の”時間帯に放送されまくるという頓珍漢な光景が個人的な風物詩だったのですが、これもコロナの影響なんでしょうか、全く騒がれずに3月14日は過ぎ去っていきました。
ということで今日はホワイトデーをテーマに書いてみようと思います。
”お返し“には毎回頭を抱えてしまう。
相手が男性なら「つまらないものですが…」の前置き通り本当につまらないものであっても、笑い飛ばせるからあまり気負いすることはないのだが、相手が女性になるとこれがちょっと大変で、つまらないもの(つまり相手が気に入らないもの)を渡すと「ありがとー(棒)」と満面の笑みで受け取るが、その後裏ででは全く”ウケてない“のにタピオカのおつまみ程度の話題として『あの男はセンスがなくてウケる』と面白おかしく伝達しちゃうから、初対面の女の子から「あ、センスがない〇〇君でしょw」と含み笑いで初手見下しされるのでマゾヒストにはたまらなくそそられる経験ができる。
“センスがない”と異性から言われたことは当時の私には自己否定されたも同然だった。(まぁたしかに髑髏と半裸の女性が描かれた服を愛着する二十歳に“センスがない”って言葉はお似合いなのだけど)
そうやって女性から嘲笑されて馬鹿にされたその経験が男を強くした。
翌年、私が”お返し“に選んでいたのは
「入浴剤」
「お返し 女性 学生」のキーワードで検索をかけ、挙げられていた数々の候補。
そこで自称学科一モテる先輩にアドバイスを貰う。
「うーーん、ホワイトデーだろ?あ、こういうのはやめたほうがいい。密な関係じゃない人から貰うと重いっていうか、迷惑だから」
スマホ片手に逡巡する姿すら絵になる先輩が俺の目を移して口を開く。
「入浴剤がいいよ。溶けて消えるし、なにより無難だし」
リベンジの準備は整った。
「開けていい?」
「もちろん」
緊張の瞬間。剥がされる包装紙から覗く小さいボックス。
「……あー、入浴剤ね。ありがと」
んん?反応が、薄い。
「ど、どうよ。入浴剤ってセンスよくない?」
自信満々にその“お返し”を誇ると、目は口程にものをいうとはまさにこのことのような目をしながら
「いや、全然普通だと思う」
そして淡々と、少しだけガッカリしたような表情でこう続けた。
「〇〇君ならもっと変なやつくれるって期待してたんだけど」
入浴剤。その選択は間違いではないが、相手の期待値に達することはできずモヤモヤする結果になった。
つまり“無難”は正解に近いというだけで、正解ではないということだ。
その翌年はクマの形をした石鹸(青リンゴの香り)、また翌年はお風呂に浮かべる薔薇の入浴剤、と毎年飽きずにバス用品で攻め続けた学生時代。今年は学生も終わったことだし次のステップに進みたいなと思っている。(まだお返し準備してない)
たかがホワイトデー、されどホワイトデー。
ほどいい関係を持った異性への“ほどいいお返し”を探す旅は続く。
(意識高そう)
初心者におすすめコンドルフライト【傷は成長の証】
コンドルフライトってなに?
めっちゃくちゃ下手なのであまり話題に上げないのですが、実は私ダーツが趣味です。
大学の友達と三人で始めてから2年くらい経ちました。
三本中一本は的の裏にすっ飛んで行った運動音痴は今、運動神経がいい未経験者レベルまで成長しました。なお友達はプロレベルまで上手くなった模様……もうハンデなしじゃ手も足もでません。
今日は久しぶりにダーツについて書こうと思います。
SEOを意識しながら書くのでいつものテンションとは違い退屈かもしれませんが、興味がある方は目を通していただけると嬉しいです。
愛用してます。”CONDOL”
ダーツの矢は4つのパーツからできてます。アバウトに説明すると
①チップ 刺さる部分
②バレル 持つ部分
③シャフト バレルとフライトを繋げる部分
④フライト 羽の部分
②バレル以外は折れや曲がりといった消耗が避けられないのでどうしてもコストがかかってしまいます。
下手な素人は壁や地面に思い切り投げつけてしまい、すぐボロボロのポキポキになって買い替える。そして一投目でまた折れる…ああ、お金もやる気も消え失せる。
そんな初心者におすすめしたいのがコンドルフライト
コンドルフライトとは
株式会社フェリックスが展開するダーツブランド『CONDOL』(以下コンドル)
コンセプトは『ZERO STRESS』
初心者のストレスを限りなくゼロにしてくれるのがこのコンドルフライト
キャッチコピーは”究極のゼロストレスフライト”
究極。その言葉に確かな自信を感じます。
なにが凄いのコンドルフライト
①シャフトとフライトが一体。フライトが外れてどこかに消える等のストレスがゼロ。
②シャフト部分が緩みにくい。いちいち締めなおすストレスがゼロ。
③フライトが頑丈。交換したばっかなのに破れてしまうストレスがゼロ。
④ブル率が上昇する……らしい(公式サイトより)。実感はゼロ
上位モデル「コンドルアックス」も発売中
従来のコンドルフライトよりも重く固くなったコンドルアックスも発売中です(少し値段が高い…)。
(私を含む)初心者には違いがわからないと思うので、まずは普通の方でいいと思います。
初心者のおすすめしたい理由。『成長が見える』
この傷を見てください。
ダーツがダーツをかすめた時に付いた傷。私はこの傷こそ成長の証だと思います。入る入らないは置いといて、狙ったところにダーツが飛ばせている証拠は私のような最弱初心者にとって自信になります。
レーティングがなかなか伸びなくても、愛用してるダーツから自分の成長が見えると嬉しいですよね。
コンドルフライトおすすめです。
過去記事もどうぞ
知らないおっさんとの語らい
「俺、昔マルベニにいたんだよね」
薄い煙を吐きながらおっさんが呟いた。
marubeni?マ・ルベニ(1794~1798)?マルボロ?いやマルベニか。なんだろうマルベニって……もしかしてあの日本を代表する総合商社最大手の「丸紅」だろうか。いやいやいや、ありえない。目の前にいるおっさんの容姿は日本を代表する商社マンには程遠い。黒色の中折れハットが彫りの深い顔に相まって占い師か詐欺師にしか見えない。と口に出してツッコまない程度の礼儀は弁えてる。
「えぇ…ほんとですか」
とりあえず前向きに会話を展開させるフリをする。
「お前信じてないだろ。俺が勤めていた部署はなぁ……」
どうやら本当のようだった。
人は見かけによらないとはまさにこのことで、語り口や身振りに注目して話を聞いてみると、ただの陽気なおっさんでは持ちえない”営業力”が溢れ出ている。
オチがしっかり用意されている起承転結かつ理路整然。話がただ上手い人ではない。なぜなら仕事の話をするときの目が「マジ」だったから。
「うちは”人”以外なんでも売ってたよ。戦車とかも売ってたし」
「凄いなぁ……」
笑顔で仕事を語る人はとても魅力的に映る。”やりがい”を語る人生の先輩に向けて「凄いなぁ」と心の中でも呟きながら、少しだけ残っていたコークハイを飲み干して、俺は切り込む。
「それで、どうして丸紅辞めたんですか?」
会社のブランド力、保証された将来、何不自由ない年収。福利厚生のみならず、”やりがい”までも完備。誰もが羨む最高の会社をどうしてやめたのだろうか。
「ああ、妻の病気をきっかけに……」
やはり年収は凄くよかったようだ。20代でマンションを買ったらしい。凄い。
だが、拘束時間がとても長かった。
基本給よりも残業代の方が多いなんて珍しくなかった。つまり「お金はあるけど時間がない」。年々責任が積み重なるにつれてさらに時間がなくなってきたある年、奥さんが重い病にかかった。死と隣り合わせの難病だった。
「だからできるだけ傍にいてあげようと思って、仕事を辞めた」
陽気なおっさんが少しだけ見せた感傷的な表情。その瞳の深さは測れない。
泡が消えたビールにちょびっと口を付けてしばらく無言になる。顔を少しだけ赤くしておっさんは改まった口調で語り始めた。
「仕事やめて気づいたけど、お金なんてあってもあんまり意味ないよ」
「………いやいや!俺はお金欲しいっすよ。ベンツとか乗りたいし、海外旅行行きたいし、いいところ住みたいし……」
するとまた目が丸紅色に染まり営業モードに入る。
「例えば、1000万の高級車に乗っている人と中古の軽自動車に乗っている人がいる。この2人には大きな差があるように見えるけど、実は差はない」
ここで謎の間。
3拍ほど会話が止まる。
「なぜなら”車に乗っている”ということに変わりないから」
「今かっこつけましたね」
「うん、かっこつけた」
少し恥ずかしそうにしながら話を続ける。
「海外リゾート地に行くのも、近くの温泉に行くのも”旅行”に変わりないし、タワーマンションも賃貸アパートも”住居”に変わりない」
騒がしい居酒屋ではっきりと木霊するおっさんの言葉。
「優劣の差はあっても、本質は変わらない」
そしてまた意図された”間”。3拍。無音。
「だから大切なのは''何を''じゃなくて、”誰と”なんだよね」
それ以降の記憶はない。てか、それ以前の記憶もない。ベロンベロンに微睡む空間で唯一はっきりと覚えている夢のような記憶。
最後まで誰だったのか、どうして一緒に飲んでたのか分からなかったけど、多少話に脚色したけど、あの時はごちそうさまでした🙇♂️
ps.すた丼は高校時代の思い出の味(今回の話と全然関係ありません)
【劇場版SHIROBAKO】人生は永遠に”俺たたエンド”【ネタバレなし】
放送から早5年ですか……
『みなさん、五年ぶりのこんにちは。』
パンフレットに書かれていた監督の挨拶に驚く。えっ、SHIROBAKO(以下シロバコ)が放送されてから5年が経ったってこと?ほんとに?
シロバコはアニメーション制作現場を舞台にした群像アニメ。
ブラックな業界を取り上げる題目に”シロ”が付くなんて皮肉にも受け取れるが、これは制作会社が納品時に使用する白い箱(通称”白箱”)からきている。
実際のアニメ製作の流れを汲みながらトラブルや人間模様などを一生懸命働く大人の姿をコミカルに描き人気を博した。
その続編がついに公開。楽しみにしてないわけがない。
アニメの今を、よりリアルに。
5年前は新人制作進行の宮森あおい(21)も5年経てばラインプロデューサー(26)に大出世。勤め先の武蔵野アニメーションも勢いそのまま絶好……調とはいかないようで、開始早々、擦り傷が目立つ営業車と閑散とした職場が映し出される。
ヒット作を生み出したからと言って永年安泰になるわけはなく、愉悦に浸る暇もなくまた次なるヒットを狙い続けなければいけないアニメ業界。
クリエイティブな仕事の大変なところは”正解”を作業化できないところ。だから個々の力を蓄えた人は独立するし、会社に限界を感じた人は退職するし……
仲間たちが足並み揃えて歩み続けることはない。そんなリアルな現状から物語はスタート。
「いいよねー、やりたい仕事で忙しいんだから」
アニメ放送当時は自分はまだ高校3年生。働くとか仕事とか労働とかそんなものずっと遠くにあると思っていたけど、あっという間に追いついてしまった。
仕事に追われる中でふと思うのは「好きなことを仕事にしてる人っていいな」これは他愛もない嫉妬だ。
お金を稼ぐだけの単純作業にドラマはないし、熱もない。人生そんなものだ諦観することは容易だけど、目と汗を輝かして働いている同年代の姿が見えてしまう小さくて無力な自分と重ね合わせ、羨ましいな、楽しそうだなと思ってしまう。
だが好きなことを仕事にしている人達も当たり前だが苦労している。その苦労はきっと”好きなこと”だからこそきつく重くのしかかってくる
作中、宮森の姉が電話越しにこう言う。
「いいよねー、やりたい仕事で忙しいんだから」
その言葉にはなんの嫌味節もない。しかしその言葉を聞いた宮森の表情は曇る。クリエイティブ系の仕事に就く人は耳タコの言葉なのだろう。
やりたくない仕事の最終選択は簡単だ。辞めればいい。だが好きな仕事が抱える葛藤はとても深いところにありそうだ。
まとめ「人生は永遠に”俺たたエンド」
アニメ的演出やご都合主義感は否めない。それこそ実際にアニメーション制作現場で働いてる方は脚色しすぎだ!美談にするんじゃねぇ!と激怒するかもしれない!
ともあれただのアニメファンのわたしは大満足でした!終わり方も見事に仕事人ENDって感じで気持ちいい締め方でした。
最後にぬいぐるみのロロが呟いた言葉が胸に残りました。
「人生は永遠に”俺たたエンド”だからね」
※俺たたエンド/「俺たちの戦いはこれからだ!」に代表されるアニメ・漫画などの最終回のパターンの一つ。
1370文字 1時間
過去記事
運転できるようになりました。
仕事で毎日運転をしている。
免許を取得して早3年。だが入社するまで車の運転は3年していなかった。バイクはちょびちょび乗ってたけど。そんなペラペラのペーパー状態にも関わらず、毎日運転せざるを得ない営業職に採用されたのだから驚きだ。
入社初日から運転することになり、自分のポンコツぷりにはうんざりした。まずエンジンのかけ方すらよくわからないし、アクセルとブレーキの加減がよくわからないし、駐車位置がよくわからないし、Pマークが点滅してピーピー鳴ってるけどよくわからないし……よくわからないだらけで運転を始めてしまったペーパードライバー。さすがにヤバいと思ったのか会社が教習代を出してくれて運転講師からレクチャーを受けることができました。
そして早1ヶ月。今では”そこそこ”運転できるようになった。
いつもは助手席から眺めていた景色も、一つ右に移動すれば新しい景色が広がる。いつもと違うその景色。バックミラーに見切れる自分。ハンドルから左手を離して前髪を直す。ガチガチになりながらハンドルをぎゅっと握っていたことが早くも懐かしい。そんな小さな仕草に成長を感じた。
進む、止まる、曲がる、駐車する。の基本操作は人並みにできるようになったので、ドライブデートできるようなりました。わナンバーをぶら下げてどこへでも飛んでいきます。
コメダ珈琲は神
これが私のリフレッシュ方法
あなたのリフレッシュ方法を教えてください。
遊んだ後の「疲れた」と仕事後の「疲れた」は音は同じでもその質は全く異なっていて、後者の疲れたは体はもちろんのこと心の奥底まで満身創痍疲労困憊で染まってて、こうなるともう寝るだけでは疲れが解消されないから、睡眠以外でリフレッシュする必要がある。
疲れるとなにもしたくない!
そして真面目な人ほど変に頑張って自己成長を促そうとする。その結果、さらに落ち込む沈み込む塞ぎ込むのトリプルコンボに陥ってしまう。時間がもったいない!とか思う気持ちはわかる。だが息抜きも必要だ。そしてリフレッシュのやり方、心構えにも創意工夫が必要だ。
参考になるかわからないが、日々増々疲労度がアゲアゲな私のリフレッシュ方法を内々の話で訥々とお伝えしようと思う。
1.ソニックブラストヒーローズをぶちかます
疲れやすい人には優しい人が多いので、たまには破壊衝動を擽って暴力的になりましょう。
おすすめはパンチングマシーン。
肉体の疲労はさらに蓄積しますが、心労(ストレス)は拳に乗ってさようなら。
3発ブン殴るのに100~200円。
ボッタクリ価格。
こぶし一つでストレス発散ができ、さらに程よい運動もできるのだから安いのか?協力プレイもできるので気の合う仲間と殴り合いしましょう。
2.レッドブルを一気飲みする
「酒を飲めば疲れは吹っ飛ぶ」理論は最強だと思うけど、はたしてお酒が苦手な人はどうやって吹っ飛ばせばいいのだろうか。
私はお酒はダメよダメダメってほどダメでもないのだが、お酒はまぁまぁ好きだが、肉じゃがに入ってる人参レベルの好きなので、あってもなくてもどちらでもいいけど多すぎると少し嫌だな程度の好きだ。
そんなアルコールに頼れない私は疲れを飲み干したい時”レッドブル”を代用する。
丁度いいサイズ、¥210の高級感、エナジードリンクの肩書。この特別感が疲れた時に染みる。
気合注入のために飲むらしいが、お疲れ様の味だっていいじゃない。
3.記憶の上書きをする
マジで疲れた時、私レベルになると記憶の上書きが可能になる。
色々終わって一息つくと同時に「辛い記憶」を「楽しかった記憶」で上書きするのだ。そして「今日は楽しかったなぁ……」と自己暗示をすること3分。嫌な疲れが気持ちいい疲れに変わってくる。「よしっ、''今日も''しっかり休んだし明日から頑張るか!」と声が出たらリフレッシュ完了だ。
この技を習得するには日々の瞑想を繰り返すことで培われる集中力が必要だ。一瞬でも心が現世に戻ってきてしまうとさらなる業(カルマ)を背負うことになり、特にマナス・カルマンに含まれる心意作用によって生の輝きを失ってしまう。死屍を目の前に我々は常世から距離を置き、輪廻思想と寄り添うことで自我の救済を………
まぁ言いたいことは「嫌なことは忘れよう」ってことっすね。
「だけど忘れるって難しいから、無理やり上塗りしちゃおう!」みたいな。
馬鹿馬鹿しいけど、結構使えますよ。カルマとかよく知らんけど。
終わりに
最後は「愛こそが全て」と綺麗に締めたかったのですが、「愛にできることはまだあるかい」と歌いながら愛そのものを模索中なので偉そうなことは書きません。
けど、さ。
クタクタに疲れて家のドアを開けた時、迎えてくれる最愛の人と「おかりなさい」の言葉ってすげーいいよね……疲れが来世まで吹っ飛ぶ。
パンチングマシンとかレッドブルとか、瞑想とか言ってる俺がスゲーバカみたい('_')
こうやってブログを書くこともリフレッシュの一つだなって今思いました。
過去記事もどうぞ
左ききのエレンが面白い【だったらサラリーマンやれよ】
おすすめされたモノの距離感
会話は探り合いから始まる。
全くのはじめまして状態だと、相手の情報が顔と名前と+α程度しかないから、どう切り込んでいこうかと逡巡し、たいていは「趣味とかってありますか?」(陰キャは”とか”を多用しがち)と当たり障りのないかつ相手を傷つけることのないプラスチック剣程度の鋭さを持った質問で切り込んでいく。
趣味の話を振れば、その後の展開は容易だ。
極まれに「あっ、趣味とか…ないです」と早々に話の尾がぶった切られることもあるけど。
ある程度趣味紹介が進めば、タイミングを見計らってこう質問するのが定石だ。
「おすすめの○○とかってあります?」
すると相手は嬉しそうに口角を上げて語り始める。
こちらも笑顔でこう返答する。
「へぇ〜面白そうですね。今度、私も……」
しかし、この”今度”が遠い。
ほぼ一生訪れない”今度”。
おすすめされたものを実際に手に取ることは意外と少ない。
「なぜおすすめされたものを手に取らないのか」と詰問されれば「うーーん、、、忙しいから?」と答えればいい。忙しいをすべての理由に使う権利は社会人の特権だ。
そんな”忙しい”私が一昨日、珍しく手に取った。
それは『左ききのエレン』である。
あらすじ
大手広告代理店に勤める駆け出しのデザイナー朝倉光一は、いつか有名になることを夢みてがむしゃらに働く毎日だった。3億のキャンペーンのデザインを担当する光一はプレゼンで勝利するものの、プロジェクトから外されてしまう。失意の中光一は地元の横浜へタクシーで向かい、学生時代の過去を思い出す。
wikipedia『左利きのエレン』より
天才になれなかったすべての人へ
世の中に広く知れ渡っているモノ。その創造者は間違いなく天才だろう。
特に人の感動に直接呼びかける作品の作り手は、様々な肩書や異名を付けられ崇められる。
主人公、朝倉(26)は大手広告代理店でデザイナーをしている。
デザイナー……いいよね。専門職の中でもデザイナーは知識だけでは追いつけないセンスを持った”才能人専門職”だ。その0から1を生み出せる仕事に有象無象の営業サラリーマンの私は羨望の眼差しを向けている。
ただ、就職活動で下された評価はデザイナーとしての評価ではない。朝倉自身も自分の才能のなさに気づきながらも幼少期から夢にしがみついてきた努力人。しかし、自分の力を発揮できる機会がないまま日々仕事をこなす生活に嫌気がさしていた。
その姿はなんだか今の自分を見ているようで、だけど朝倉の置かれた悩みだらけの環境が羨ましいなとも思った。
自分は天才じゃない。そう気かせたきっかけはなんだっただろうか。たぶん圧倒的才能を目の前で見たときだったと思う。
身近にいる天才を見て、劣等感に押し潰されそうにもなるけど、同じステージ(ここでは会社をさす)に才能人がいることを俺はとても羨ましいと思う。スポットライトが当たるカリスマや楽々と仕事をこなす天才たちを近くで眺め続けるだけの生活は地獄そのものだが、その劣等感や敗北感は確かな成長に繋がる。当事者のうちは冷静に受け入れることができないけど、それは絶対に無意味な時間ではない。
苦味がない無味乾燥な環境こそ本物の地獄だ。
サラリーマンになると才能や天才とは縁がなくなる。安い言葉を使えば社会の歯車。替えの効く消耗部品だろう。業務をこなす上で要領は必要だが、それは向き不向きの問題であって才能は関係ない。 そもそも才能があったらサラリーマンをやっていない。
だから、朝倉のいる環境はとても羨ましい。
尊敬できる先輩、有望な後輩、熱を持った同期、違う世界で活躍する友人、信頼できる営業、そして天才のライバル。朝倉は天才ではない、だがこの漫画の”主人公”だ。歪を纏った整然な世界でうじうじ悩む彼の姿には多少イライラはするけども、天才に囲まれながら、ぶつかりながら必死に仕事に立ち向かう姿には胸打つものがある。
紡がれる言葉の力強さ
左ききのエレンで特筆すべきは、言葉の強さ。
一番印象的な言葉は営業部で働く流川がアーティストにはなれなかったと嘆く朝倉に向けた言葉。
「だったら……サラリーマンやれよ」
流川いいキャラしてるんだよなぁ……。
読めば明日の活力につながる言葉が見つかるかもしれません。
ジャンプ+で1~2話が無料で読める!
左利きのエレンは週刊少年ジャンプ+で好評連載中!
つまり、最新話は無料で読める!
けど、俺はたとえ無料でも単行本派なのでネットでは読まない!
ジャンプ+で連載しているものは原作者かっぴーのリメイクになります。原作はcakesで読むことができるので続きが気になった人はこちらもチェックです。
最近ドラマ化もしてました。
おわりに
そういや、同じ友達におすすめされてTHEBOYSにもハマったな。あいつはいいセンスをしてる&俺のことを分かってるわ。
活字もいいですが、最近漫画ブームが来ています。
仕事をテーマにした漫画を探しています。
おすすめとかあったら教えてください。あ、島耕作は大丈夫です。
過去記事もどうぞ